オーガニック食品を食べると健康に良いは本当?嘘?

 

オーガニック食品は、自然由来の農薬や肥料を使い、細かい基準に則った環境で作られています。

当然健康に良いものだとされる反面、「健康に良いというのは嘘」という声を耳にすることもあります。

そのように言われてしまう理由と、実際オーガニック食品は健康に良いのかどうか見ていきましょう。

 

「オーガニック食品が健康に良い」が嘘とされる2つの理由

 

まず、「オーガニック食品が健康に良いのは嘘」と言われる2つの理由を見ていきましょう。

 

1:オーガニック食品と一般食品の栄養価は変わらない?

 

一般的にオーガニック食品は栄養価が高いと言われていますが、実は科学的に証明されている事実ではありません。

例えば、2009年に英国食品安全基準局(FSA)に依頼されてロンドン大学研究チームが行った調査によると、「オーガニック食品と一般食品の栄養価は変わらない」と結論づけられています。

しかし、調査方法に欠点があるうえ、実際にいくつかの栄養素はオーガニック食品の方が上回っているという指摘もあり、調査報告だけを鵜呑みにして良いのか疑問が残ります。

この調査の他にも、オーガニック食品の栄養素については様々な機関で調査が行われていますが、「両者の栄養素に違いはない」という結論も、「オーガニック食品の方が栄養価が高い」という結論も、両方出ているのが事実です。

 

2:オーガニック食品=無農薬という誤解

 

オーガニック野菜は、無農薬ではありません。

化学由来の農薬は使えませんが、一部の自然由来の農薬であれば使用可能です。

使用が認められているのはごく限られた種類かつ自然由来の農薬だけなのですが、「オーガニック食品は無農薬だから安全」と誤解をしている人にとっては、「農薬が使われているのだから、健康に良いというのは嘘だ」と感じるきっかけになってしまうのです。

 

嘘ではない!オーガニックの安心感

 

オーガニック以外の一般食品には、化学由来の農薬が使用されています。

もちろん認可を受けている農薬ですが、未来においても安全な農薬であるとは言えません。科学の進歩によって、今までは安全とされていた薬品の危険性が判明したり、認可が取り消されたりといった可能性はゼロではないからです。

国際環境NGOグリーンピースが2016年に行った調査に、

「オーガニック食品だけで10日間生活したらどうなる?」

というものがあります。

この調査では、10日後の尿中の農薬の数値に大きな差が出ました。また、尿として農薬が排出される際に肝臓や腎臓に負担がかかるうえ、少量の農薬は体内に残ると言われています。

自然由来かつ限られた種類の農薬しか許されていないオーガニック食品の場合、どちらのリスクもかなり低くすることができます。

また、生産者をたどりやすいのがオーガニック食品です。どんな人がどんな土地でどのように作った食品なのか、オープンにされているのは大きな魅力と言えます。

このような理由を鑑みると、やはりオーガニック食品は健康に良く安心できると言っても良いでしょう。

 

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