もしかして卵アレルギー!?卵アレルギーの人が出やすい症状を解説!

 

卵アレルギーは3歳未満の乳幼児に多く見られます。大人と比べて消化機能が未熟のため、反応を起こしやすいのです。アレルギーの症状が現れた場合は、早めの受診と必要に応じて検査することが大切です。 

胃腸の機能が未発達な幼少期は、色々な食品にアレルギー反応を起こしやすいのですが、その中でも多いのが卵アレルギーです。食物アレルギーによる症状は全身に発生することがあり、症状の出方や程度は人によって様々です。アレルゲンが口に入ってから2時間以内に症状が現れます。 

そこで今回は、卵アレルギーについて症状や注意すべきことについてまとめました。 

 

【卵アレルギーの症状】 

食物アレルギーの症状はさまざまです。口の周りがちょっと赤くなるだけといったケースもあれば、呼吸困難を起こして命に関わるケースもあります。卵アレルギーだけに特有の症状というものはありません。 

 

①皮膚症状 

赤くなる、腫れる、じんましんが出るなど、痒みを伴う湿疹を生じることが多くあります。 

瞼や唇が腫れるといった粘膜の症状を伴うこともあります。 

食物アレルギーの症状としては最も多く、体のどの部位にも現れます。 

②呼吸器症状 

声がかすれる、咳き込む、息が苦しそう、ゼーゼーするなど、重篤な場合には呼吸困難に陥ることもあります。 

③消化器症状 

腹痛、下痢や血便、嘔吐などの症状が現れます。 

また、アレルギー症状が非常に強く出現した場合、『アナフィラキシーショック』というショック状態に陥り、急激な血圧低下、頻脈、意識消失など重篤な症状が出現することもあります。 

④目の症状 

白目が充血する、まぶたが腫れるなど。 

⑤鼻の症状 

くしゃみ、鼻づまりなど 

⑥循環器の症状 

手足が冷たい、唇や爪が青白いなど 

⑦神経の症状 

ぐったりする、意識がもうろうとするなど 

このうち、特に呼吸器・消化器・循環器・神経の症状が現れた場合、いくつかの症状が重なっている場合、症状が非常に激しかったり範囲が広かったりする場合は、急いで病院に行く必要があります。夜中でも救急車を呼んで大至急受診しましょう。 

先生から、「口の中まで蕁麻疹が出た場合はすぐに受診してください。顔や首などの蕁麻疹は毒素を体外へ出すために赤く凹凸になるので心配は要りません。」 

と言われた経験があります。症状を見極める際には、口の中のチェックも必要とのことです。 

 

【卵が含まれる食品】 

「卵で強いアレルギー症状がでる」と診断された場合は、鶏卵はもちろん、鶏肉や加工食品も除去します。卵も小麦同様に表示の義務付けがあります。必ず食品表示を確認しましょう。パンやケーキなどをはじめ、練り製品(はんぺん、かまぼこ、ちくわ、すり身など)のつなぎ、ラーメンなどの麺類、また魚卵や他の卵も除去します。 

場合によっては、鶏肉や鶏肉の含まれる加工食品(スープストックなど)も除去の対象となります。いずれにしてもどこまで除去をするかどうかは、年齢やその子どもや医師の判断で異なるので、専門家にご相談の上除去を進めましょう。 

上手に除去を行えば、小学校にあがる前に症状が治まるといわれている卵アレルギー。食べても良いかどうかの判断は、専門家の診察で負荷テストなどを行いながら除去をやめていきます。独自の判断をすると長引いてしまうので、気をつけてください。 

「検査をしても数値は低かったが、卵でアレルギー症状が出た」「検査はまだしていないけれども、自分が卵アレルギーだったため心配」などあれば、離乳食で与える卵の時期を少し遅めにしましょう。卵の場合、アレルギー症状が出やすいのは、卵黄よりも卵白の部分です。(離乳食も卵黄が先にはじまるのはそのため) 

 

【成人よりも乳幼児期に多い】 

卵アレルギーは、症状があっても早い時期に適切な除去食を行うことによって、「腸の負担を少なくし、他の食品から引き起こされるアレルゲンの発症を減らす」と言われています。また、成長とともに減少していくと言われ、成人よりも乳幼児期に多くみられます。 

乳児や授乳中の母親からも影響を受けることもありますが、成長期にむやみに除去食を行うと母子ともに栄養不足や成長不良を起こす例もあるので、除去が必要かどうかは必ず専門の医師の指示のもと、定期的に診察を受けて行うようにしてください。 

 

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