卵を1日に10個食べても大丈夫?注意点や健康効果・安全な食べ方を解説

「卵を1日10個も食べるのは食べ過ぎなのか?」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

卵はタンパク質が豊富で、筋肉増強やダイエットを目指す方にとって強い味方ですが、「コレステロールが心配」「1日1個までが安心」といったイメージが根強くあります。実際に卵をたくさん食べた場合、健康にどんな影響があるのか気になりますよね。

本記事では、卵とコレステロールの関係や、1日10個食べた場合の健康効果、注意点、安全に楽しむためのポイントまで、最新の知見を交えて詳しく解説します。

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卵を1日10個食べても大丈夫?

卵のコレステロールを気にして、1日1個に制限している方も少なくありません。

ただし、結論として、健康な成人の場合は卵を1日10個食べても、必ずしも健康に悪影響が出るわけではありません。実際、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」では、2015年版からコレステロールの上限値が撤廃されています。

卵とコレステロールの関係:なぜ誤解が生まれたのか

卵が「コレステロールの代表」と言われるようになったのは、1913年にロシアで行われた実験がきっかけです。

草食動物であるウサギに栄養価の高い卵を与えたところ、血中コレステロール値が上昇し、動脈硬化のリスクが高まるという結果が報告されました。この研究が広く知られるようになり、卵は長くコレステロールの象徴とされてきました。

しかし、ウサギは本来動物性脂肪を摂取しない動物であり、卵を食べてコレステロール値が上がるのは自然な反応です。近年の研究では、健康な成人が1日5〜10個の卵を5日間連続で食べても、血中コレステロール値に大きな変化は見られないことが分かっています。

そもそもコレステロールは、私たちの体にとって必要不可欠な成分です。細胞膜やホルモンの材料となるほか、体のさまざまな働きを支えています。

また、食事から摂ったコレステロールが体内で吸収されるのはごくわずかで、多くは肝臓で作られています。全体の約80%は肝臓で合成され、余分なコレステロールは体外に排出される仕組みがあります。

そのため、通常の食生活で卵を多く食べたとしても、健康な人であればコレステロール値が急激に上がることはないとされています。

参照:日本卵協会「タマゴとコレステロールの関係は誤解!」

1日の卵の推奨摂取量

卵の1日の摂取目安量は、明確に定められていませんが、健康な成人なら1日2〜3個食べても問題ないというのが定説です。

ただし、卵の最適な摂取量は、食事全体のバランスやその人の体調によって異なります。健康に不安がある場合は、医師や管理栄養士に相談し、自分に合った卵の摂取量を見つけるのが安心です。

1日10個の卵がもたらす体への嬉しい効果とは?

卵は「完全栄養食品」とも呼ばれ、主要なビタミンやミネラル、良質なたんぱく質がバランスよく含まれています。以下では、Mサイズ卵10個(約600g)を食べた際の体への効果について解説します。

参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)スライド集について」、文部科学省「食品成分データベース」

筋肉や体づくりをしっかりサポート

卵10個には約60gものタンパク質が含まれており、これは18歳以上の成人の1日推奨量をほぼ満たします。良質なタンパク質は筋肉や臓器の材料となり、トレーニングや運動をしている方の体づくりや疲労回復に大きく役立ちます。

  • 卵(Mサイズ・60g)10個に含まれるタンパク質量…67.8g
  • 18歳以上の成人の1日推奨量/タンパク質…65g

美肌や健康的な髪・爪の維持に

卵にはビタミンB2やビタミンB12、亜鉛など、美容や健康を支える成分が豊富です。ビタミンB2は肌や粘膜の新陳代謝を促し、ビタミンB12や亜鉛は髪や爪の健康維持に欠かせません。美肌やハリのある髪を目指したい方にもおすすめです。

  • 卵(Mサイズ・60g)10個に含まれるビタミンB2…2.22mg
  • 18歳以上の成人の1日推奨量/ビタミンB2…1.6mg

骨と歯の健康維持に

卵は、普段の食事で不足がちなビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨や歯の健康維持に不可欠です。成長期や高齢者の骨粗しょう症予防にも効果が期待できます。

  • 卵(Mサイズ・60g)10個に含まれるビタミンD…22.8μg
  • 18歳以上の成人の1日推奨量/ビタミンB2…9.0µg

貧血予防・免疫力アップにも

卵は鉄分が豊富に含まれる食材で、貧血気味の方や体調を崩しやすい方にもぴったりです。鉄は全身への酸素供給に、亜鉛は免疫機能や味覚維持に役立ちます。

  • 卵(Mサイズ・60g)10個に含まれる鉄分…9.0mg
  • 18歳以上の成人の1日推奨量/鉄分…7.0mg

1日10個の卵を食べる時の注意点

卵を1日10個食べると、さまざまな栄養素を効率よく摂取できる一方で、過剰摂取によるデメリットもあります。ここでは、卵を1日10個食べる場合の注意点をまとめました。

1日の摂取カロリーを大幅に超える過剰摂取には気をつける

卵1個(Mサイズ・60g)のカロリーは85kcalで、1日10個食べると850kcalとなります。成人の1日の推定エネルギー必要量は2,600kcalです。つまり、卵だけで1日の約1/3のエネルギー量を占めてしまいます。(※18~29歳男性、身体活動レベル「ふつう」の場合)

過度なカロリー摂取は体重増加や生活習慣病のリスクを高める恐れがあるため、他の食事内容や運動量と合わせて慎重に管理しましょう。

参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)スライド集について」、文部科学省「食品成分データベース」

栄養バランスの偏りに注意する

卵は「完全栄養食品」と呼ばれるほど多くの栄養素を含みますが、炭水化物や食物繊維、ビタミンCなどが不足しがちです。

卵ばかり食べていると、これらの栄養素が不足する可能性があります。主食や野菜、果物などと組み合わせて、バランスの良い食事を心がけましょう。

持病がある方やアレルギー体質の方は要注意

コレステロール値が高い方、糖尿病や腎臓病などの持病がある方は、卵の大量摂取が体に負担をかける場合があります。

また、卵アレルギーの方は重篤な症状が出る可能性があるため、絶対に摂取しないようにしましょう。健康に不安がある方は、医師や管理栄養士に相談して自分に合った食べ方を見つけることが大切です。

ゆで卵だけでは限界…1日10個の卵を美味しく安全に食べるヒント

卵を1日10個も食べるとなると、どうしても同じ食べ方ばかりでは飽きてしまいがちです。美味しく安全に続けるためには、調理法や組み合わせに工夫が必要です。以下では、飽きずに卵を食べるためのバリエーションや、健康的に取り入れるポイントを紹介します。

飽きずに続けられる!卵の調理法バリエーション

卵はさまざまな調理法で楽しめる万能食材なので、アレンジを工夫するのが長続きのコツです。

たとえば、スクランブルエッグやオムレツ、卵焼き、目玉焼き、茶碗蒸し、あんかけなど和洋中問わずバリエーション豊富に楽しめます。

また、スープやサラダ、グラタン、チャーハン、キッシュの具に使うのもおすすめ。加熱方法や味付けを変えるだけで、同じ卵でもまったく違った美味しさを味わえます。

卵を最大限に活かす献立の組み合わせ方

卵は、ビタミンCと食物繊維がほとんど含まれていません。また、炭水化物の含有量もごくわずかです。そのため、卵だけでは不足してしまうこれらの栄養素を補える食品と組み合わせると、バランスが取れた献立になります。

ビタミンCが多く含まれる食材
  1. パプリカ
  2. ブロッコリー
  3. 芽キャベツ
  4. じゃがいも・さつまいも(加熱しても比較的残りやすい) など

食物繊維が多く含まれる食材
  1. ごぼう
  2. キャベツ
  3. 大豆
  4. しいたけ
  5. わかめ など

ここでは、ビタミンCと食物繊維、炭水化物が摂取できるレシピを紹介します。

スパニッシュオムレツ

材料(2人分)

  • (A)卵 2個
  • (A)トマト(1cm角に切ったもの) 1/2個(50g)
  • (A)豆乳 80ml
  • (A)顆粒コンソメ 小さじ2
  • (A)塩 少々
  • (B)ブロッコリー(小房に分けたもの) 1/5個(50g)
  • (B)じゃがいも(千切り) 1/3個(50g)
  • (B)玉ねぎ(千切り) 1/3個(40g)
  • (B)ベーコン(1cm長さの短冊切り) 20g
  • 油 適量

作り方

  1. ボウルに(A)の材料を入れて、よく混ぜる
  2. フライパンに油を入れて火にかけ、(B)を加えたら全体がしんなりするまで炒める
  3. (1)を流し込み、軽くかき混ぜてから蓋をし、7分ほど焼く
  4. 表面が固まったら裏返し、さらに3分ほど焼いたら完成

▼卵のレシピについては、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

卵は、長年コレステロールの心配が指摘され1日1個までとされてきましたが、現在ではコレステロールの摂取上限値はありません。そのため、健康な成人であれば、1日10個食べても大きな悪影響はないと考えて問題ないでしょう。

卵10個で1日に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取できますが、カロリーの摂りすぎや、ビタミンC・食物繊維など不足しがちな栄養素には注意が必要です。本記事を参考に、卵を上手に活用して毎日の健康づくりに役立ててください。

毎日の健康づくりには「かっぱの健卵」がおすすめ。

かっぱの健卵は、北海道比布町(ぴっぷまち)にある大熊養鶏場が生産する卵です。大熊養鶏場では、清潔な鶏舎と化学物質を排除した餌にこだわっています。

そんな大熊養鶏場で生まれた卵は、プリっとしていて驚くほど生臭さがありません。さらに、美容を意識する方に嬉しいアスタキサンチンも豊富に含まれています。

ぜひ、美味しく栄養価の高い「かっぱの健卵」を毎日の食卓に取り入れて、健康的な生活を目指してみてはいかがでしょうか。

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