オーガニックの基準を満たす条件とは?日本のオーガニック認定基準について詳しく解説!

オーガニックという言葉を聞くと、なんとなく身体に良さそうなイメージを持つ。という方が多いかもしれません。

しかし、なぜオーガニックが身体に良いのか、どのようなものをオーガニックと呼ぶのか、くわしく知らないという方もいるでしょう。

今回は、どのようなものをオーガニックと呼ぶのか、日本における「オーガニックの認定基準」について詳しく解説します。

 

オーガニックとは?

 「オーガニック(organic)」とは直訳すると「有機」という意味です。

ひと昔前までは、堆肥などの有機物を肥料とし農作物を栽培する方法のことをオーガニックと表現してきましたが、最近になってオーガニックという言葉の使い方が変わってきました。

化学肥料や合成農薬を使わない栽培方法も含めて、オーガニックと言うようになったのです。

現在日本では、化学肥料や合成農薬に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産された農産物や畜産物、加工品がオーガニックと認定されます。

 

 

有機JASマークはオーガニックの証

 

 

画像出典:農林水産省

日本では、有機農産物や有機畜産物、その加工食品を「オーガニック○○」「有機○○」と表示して販売するために、有機JAS認証と有機JASマークが必要です。

有機JAS認証制度とは

平成11年にJAS法に基づき、環境保護、動物福祉、農村振興などを推進する目的で、生産・管理法などに一定基準を設け、その基準(有機JAS規格)をクリアしたものに有機JASマーク付ける制度です。

農林水産省に認可された公平な第三者である「登録認証機関」によって、様々な条件をクリアしていると認定されることで、「オーガニック」「有機」といった表示、有機JASマークを付けることが認められます。

有機JAS認証の対象は、農産物、飼料、畜産物、加工食品の4つ。対象に畜産物が追加されたのは、2020年7月16日からと比較的最近です。

 

日本のオーガニック認定基準(有機JAS規格)

有機 JAS規格のルールを一部ご紹介します。

 

①有機農産物

・堆肥などで土作りを行っている

・水耕栽培やロックウール栽培ではなく、土壌を用いた農業生産を基本とする

・環境への負荷をできる限り低減した生産方法

・種まき、または植え付けの前2年(多年生の場合は3年)以上、禁止された農薬や

・化学肥料を使用していない

・遺伝子組換え技術を使用しない

 

②有機畜産物

・餌は、有機農産物由来の有機飼料である

・一定の回数、面積での放牧を行う

・放牧をする場所への農薬使用禁止

・近隣に農薬を使用している場所があれば、飛散してこないよう対策をとる

・薬や輸送、選別などに全てルールあり

 

上記で紹介した有機 JAS規格のルールはあくまでほんの一部です。

 

日本で、農産物、飼料、畜産物、加工食品をオーガニックや有機として販売するためには、お金と時間をかけ、厳しい条件をクリアする必要があるのです。

 

日本ではオーガニックと認証されるまでのプロセスが複雑

オーガニックの認証制度や認定基準は国によって異なり、日本の有機JAS認証制度の仕組みは、世界と比較すると少々複雑とも言われています。

時間や費用など、そのハードルの高さから、実際に有機農産物や畜産物を生産している事業者であっても認証を受けていない場合が多いのも事実です。

もちろんオーガニックと表示されているものは、色々な意味で価値があるものでしょう。ですがオーガニックと表示されていなくても、安全で美味しいものがたくさんあります。

 

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