卵の代用品がある!?卵アレルギーの方向けのおすすめ料理法を用途別にご紹介!

「卵」は私たちの食生活に欠かせない食品の一つです。乳幼児にとっても大切な栄養源ですので、不必要な食事制限によって栄養バランスを崩さないようにしたいものです。 

しかし、アレルギーで食べられないという人もいます。 卵が食べられないと、どうしても食事に制限が多くなってしまい、食品表示やアレルギー表示をこまめに確認して買い物をする日々になってしまいます。

そこで今回は、卵が食べられない方や卵を切らしてしまったという方に、卵の代用品やその食材を使った料理をいくつかご紹介していきたいと思います。

卵の代用品一覧

早速ですが、卵の代用品となる食材を卵料理に果たす「しっとりさせる」「ふわっとさせる」「色を出す」「固める」の4つの役割に分けてご紹介していきたいと思います。

しっとりさせるための食材

1、ハチミツ

身近にあるもので、ホットケーキやクッキーをしっとりさせるならハチミツが最適です。

例えば、クッキーは卵なしで作れますが、硬くなりやすく、パサパサした食感になってしまいます。そこで、しっとり感を出すには、砂糖の一部分にハチミツを使ってみて下さい。風味に物足りなさを感じる場合は、バニラエッセンス、紅茶の茶葉、ココア、きな粉、シナモンなどを加えましょう。

2、アボカド

卵1個分の代わりに、約4分の1カップ程度マッシュしたアボカドを使うと、より濃厚でクリーミーな仕上がりに。アボカドのツブツブが気になるという方は、ブラウニーなどの密度が高めのお料理やスイーツにご使用下さい。

3、ナッツバター

ナッツバターは、大さじ3程度で卵1個分を代用できます。ケーキやクッキーに使用すると、ナッツの風味を楽しめるスイーツに変化します。

ふわっとさせるための食材

1、ホットケーキやスポンジをふわっとさせる「牛乳」

ホットケーキやスポンジなどをフワッとさせたい時に手軽に使用できるのが牛乳。卵1個に対して、40ml程度が目安です。

2、ふわっと感をアップさせる「ヨーグルト」

先ほど牛乳を紹介しましたが、それでもふわっと感に物足りなさがある方は、ヨーグルトをプラスしてみて下さい。足すのであれば、卵1個に対して牛乳20ml、ヨーグルト20ml程度での分量でお試し下さい。

3、焼き菓子全般に使える「バナナピューレ」

完熟バナナ1本をつぶしてピューレにすれば、卵1個分として代用可能です。大抵の焼き菓子に使用でき、バナナの風味のスイーツに変化します。熟したものの方がピューレ状にしやすいので、食べずに残ってしまったバナナを消費したい時にもぜひ試してみて下さい。

4、粉物やハンバーグに使える「絹ごし豆腐」

粉物やハンバーグのつなぎとして使えるのが絹ごし豆腐です。ペースト状にして使用するとふんわりとした食感を作り出せます。1人前を作りたい場合は160g程度使用しましょう。

ハンバーグを作る際は、ひき肉200〜250gに対して、150g程度加えれば卵1個分よりふわっとした食感を楽しめます。

5、粉物に相性抜群「山芋」

豆腐同様、粉物を作りたい時に山芋をペースト状にしたものを使用すると、ふんわりとした食感を作り出せます。他にも、親子丼に卵の代用品としても使用可能。卵1個分は長芋3〜5cm程度使用するのがおすすめです。

6、揚げ物をふわっとさせる「水溶き薄力粉」

卵を水溶き薄力粉で代用すると、サクサクとした食感を味わえる揚げ物に変化します。薄力粉:水は「1:1.1」程度にして水で溶くのがおすすめです。

7、メレンゲ・ムースに使える「アクアファバ」

アクアファバとは豆の煮汁のこと。缶詰の煮汁はもちろん、乾燥豆の茹で汁でも同じように活用できます。その性質は、生の卵白とも似たようなヌメヌメ感があり、卵より低カロリーで代用できます。メレンゲクッキーやムースなどのスイーツにしてお楽しみ頂けます。

色を出すための食材

1、料理にオレンジ色をプラスする「にんじん」

カステラやオムレツ風の料理を作りたい時に黄色を出すには、にんじんをペースト状にし、生地に混ぜて使用すると鮮やかな色を出すことができます。

もし、幼稚園や小学校に入ってからもアレルギーを抱えている場合、皆と同じ給食が食べられないということもあるでしょう。そんな時は、こういった疑似卵料理をお弁当として持参することで、周りの子たちと同じものを食べることができます(もちろん中身は違います)。 

2、料理に黄色をプラスする「カボチャ」

カボチャもにんじん同様ペースト状態にして使用することで、卵料理風の色を出すことができ、白身魚(すり身)+かぼちゃペースト+片栗粉を使用すれば卵焼き風の料理を作れます。

カボチャは、にんじんより黄色いので卵焼き風の料理を作りたい時など、使い分けることをおすすめします。

3、焼き菓子の照りを作る「バター」

クッキーに綺麗な照りを作りたい時に代用可能なのがバターです。卵黄のように艶やかな仕上がりとまでは言えませんが、程よく焼けている感じを演出できます。

料理を固めるための食材

1、スイーツのぷるぷる食感がアップする「ゼラチン・寒天」

牛乳プリンなど卵白で固めているスイーツには、ゼラチンや寒天で代用可能です。卵と比較するとよりぷるぷる感を楽しめる食感になります。

他にも、片栗粉やコーンスターチなどのデンプンで作られた粉であれば代用可能です。作るものによって少しずつ食感に変化が出るので、自分好みのものを探して見て下さい。

2、ハンバーグの繋ぎに使える「塩」

ひき肉のつなぎが必要なときは塩で代用可能です。塩を加え、粘りが出るまでこねるとつなぎになります。

通常は、卵・牛乳・パン粉がつなぎの役目を果たしているので、卵だけがつなぎの役目をしているわけではありません。ただ、卵がないと、ややふっくら感に欠けるので、その時は卵なしで、パン粉に牛乳、すりおろしたお麩や山芋、レンコン、ペーストにした豆腐に片栗粉や小麦粉を加えれば作れます。

まとめ

今回は、卵の代用品となる食材を一覧にしてご紹介しました。細めに原材料表示をチェックしなければいけないのはとても大変ですが、「卵を除去しなければいけないから子どもに食べさせてあげられなかったもの」は正直あまりない気がします。 

卵が食べられない方はもちろん、卵を切らしてしまった時、高カロリーやコレステロールを気にする方にも、ぜひ試してみてください。 

大熊養鶏場では日々食と健康に配慮し、安全な卵をお届けしたいと考え、その一環として、アレルギーについての知識をつけることは大事なことと捉えております。餌や飼育環境を追求した安心で安全なかっぱの健卵を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

お気軽にお問い合わせください

購入に際しての疑問や相談、ご不安などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
メディア取材のご相談もお受けしております。

お問い合わせフォームはこちら