卵の賞味期限はいつまで?期限切れの卵を見分ける方法や日持ちする保存方法を解説
卵を買ったはいいけれど、気づけば賞味期限が過ぎており「早く捨てなければ!」と即座に捨ててしまっていませんか?実は、卵の賞味期限が切れていても食べられる方法があるんです!
今回は数十年卵と向き合い続けた大熊養鶏場が、卵の賞味期限について、期限切れの卵の見分け方や日持ちする保存方法をご紹介します。実は、卵は適切な方法で調理・保存をすれば場合によっては賞味期限が1ヶ月ほど過ぎても食べることができるんです!
卵の賞味期限は場合によっては1ヶ月以上過ぎても大丈夫!
卵はパックや殻に賞味期限が書いてありますが、「10℃以下で保存した場合に生で食べられる期限」を指すため、「加熱調理」をすれば表記してある賞味期限が過ぎてしまっても食べることができます。
また、この賞味期限は食中毒が発生しやすい夏期のことも考慮し短く表示され、パック事業者と量販店、バイヤーの話し合いで決めておりパック後2週間(14日)程度を年間を通して賞味期限としている所が多いようです。そのため、厳密には季節ごとに目安の賞味期限が異なります。
「期限切れの卵=腐っている卵」の見分け方
賞味期限が切れてしまった卵でも、1ヶ月ほど過ぎても食べることができるとはいえ、「腐っている卵」を食べてしまうと「食中毒」などのリスクがかなり高くなってしまいます。
ここでは、期限切れの卵の中でも「腐っている卵の見分け方」を解説します。賞味期限が切れていない場合でも、下記の特徴に当てはまる卵は食べるのを控えましょう。
- 臭い:ツンと鼻にくる(アンモニアや硫黄のような)臭いがする。
- 見た目:殻に亀裂がある・黄身や白身が黒っぽい・水っぽい・黄身のこんもりとした盛り上がりがない・水に浸したら浮く。
卵は匂いで腐っているかどうかを見分けることができ、「ツンと鼻にくるアンモニア臭」や「硫黄のような悪臭」がします。
また、卵を割った際「黄身や白身が黒っぽい」「水っぽい」「黄身のこんもりとした盛り上がりがない」などの見た目の卵は腐っている可能性が高いです。表面に亀裂や傷がある卵も、そこから細菌が入り込んでいることが多いので要注意です。
他にも、「卵を水に浸けて確認する」という見分け方があります。腐っている卵は浮かびやすい傾向があるので、割る前に確認したい方はこの方法を試してみてください。
賞味期限切れの卵を安全に食べるには必ず「加熱」しよう
賞味期限が切れた卵は、食べても大丈夫とはいえ、食中毒の原因となるサルモネラ菌が繁殖しやすい状態になっているので「加熱調理」をして食べるのが安心です。サルモネラ菌は、中心温度75℃以上で1分間などの十分な加熱でやっつけることができるので、この条件を意識して調理してみてください。
賞味期限が切れた卵の活用方法
賞味期限が切れてしまった卵の活用方法は多くあります!
料理に活用する:ハンバーグ
「ふんわりハンバーグ」を作るにはたまごを入れることは欠かせません。より美味しいハンバーグを作るコツは、ひき肉に卵だけを混ぜること。ひき肉が白っぽくなり粘りが出てきたところで、溶きたまごを少しずつ入れ黄身の色が見えなくなりツヤが出るまで混ぜてください。
「卵だけを混ぜる」理由はたまごとひき肉をしっかりと混ぜ合わせることで、たまごの力が最大限に発揮され、より「ふんわりさらにジューシーなハンバーグ」が作れます。
お菓子に活用する:クッキー
卵の賞味期限が切れても加熱すれば食べられると言われても、不安が残る方はいらっしゃると思います。そのような方におすすめなのが「クッキー」です。高温で加熱することで菌を完全に抹消するため、より安心してお召し上がりいただけます。
以下のリンクでは、その他の活用方法をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
卵を日持ちさせる保存方法
卵には、新鮮な状態を保ちやすい保存方法があります。ここでは、3つのポイントを紹介します。
- 卵の先端を下に向けて保存する
- 冷蔵庫の奥の方に保存する
- 殻を洗わないでしまう
卵の先端を下に向けて保存する
卵を想像するときって尖った部分が上にきますよね。しかし、「尖った部分を下向きに置く」と、卵の通気性が良くなり腐敗を遅らせることができます。さらには、尖っている方は強度が強いので衝撃があったときに菌や汚れの流入を防ぐことができます。
冷蔵庫の奥に保存する
冷蔵庫にはドアポケットに卵ケースが備え付けてありますが、そこに置いてしまうとドアの開け閉めによってひび割れを促す原因になってしまったり、温度変化が激しくなってしまうのでおすすめできません。
卵をより日持ちさせるには、「冷蔵庫の奥にパックのまま」保存しましょう。冷蔵庫の奥は温度を一定に保ちやすく、パックがあることで他の食材の匂いも移りにくくなります。
殻を洗わずに保存する
卵を日持ちさせるには、多少卵の殻が汚れていても「洗わない方が鮮度を保ちやすい」です。
殻の表面には「クチクラ」という薄い膜があり、これが雑菌などからたまごの中身を守ってくれているのですが、ご家庭で卵を洗ってしまうと、汚れと一緒にクチクラも一緒に流れ落ちてしまいます。
また、卵には呼吸をするための穴が無数に空いており、洗うことで殻の中に雑菌を侵入させてしまうリスクが高くなってしまいます。そのため、軽い汚れであればサッと拭き取る程度にとどめましょう。どうしても気になるようであれば、調理する直前に洗って使いましょう。
まとめ
ここまで、卵の賞味期限について解説しました。卵の賞味期限は、季節や保存状態などによっては1ヶ月以上過ぎても食べることができます。しかし、時間の経過とともに食中毒のリスクも高まってしまうため、「加熱調理」をするとより安心してお召し上がりいただけます。
また、当記事では「卵の先端を下に向け保存する」「冷蔵庫の奥に保存する」「殻を洗わずに保存する」といった、卵がより日持ちする保存方法についてもご紹介しました。どれも簡単に取り組めるものばかりですので、参考にしてみてくださいね。
かっぱの健卵は美味しさ・鮮度が長く続く卵!
ここまで、卵の賞味期限について解説しましたが、最後に美味しさ・鮮度が長く続く「かっぱの健卵」について紹介します。
一般的に購入する卵の賞味期限は、だいたい1週間から10日くらいが多いですが、大熊養鶏場のかっぱの健卵は、美味しさや鮮度を保ちながら発送日から21日程度生で食べることができます。
どうしてこんなに賞味期限が長く設定されているのかというと、「新鮮」だからです。
かっぱの健卵は、北海道比布町(ぴっぷ)にある大熊養鶏場が生産している卵です。当養鶏場の鶏は、徹底した衛生管理の高床式のケージ飼いで育てています。常においしい水がたっぷり飲める環境を与え、完璧な温度・湿度管理が行なわれています。フン回収ベルトも完備されているので衛生環境も申し分ありません。
また、鶏のエサとなる飼料にもこだわり、全てオーガニック素材のものを使い化学物質や毒素になる原料を徹底的に排除して鶏の健康向上に取り組むことで、卵独特の生臭さが少ない卵です。オンラインストアもご用意していますので、道外にお住まいの方もぜひチェックしてみてくださいね。
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