はじめての「卵の離乳食」はいつから?月齢ごとの進め方と注意点を解説
食物アレルギーの中でも最も多いとされているのが「卵アレルギー」(3歳以下)。栄養満点の卵を食べてもらいたいけどアレルギーが心配な方もいらっしゃると思います。
以前は、アレルギー対策として生後7〜8ヶ月から試すようにと言われていましたが、近年は「食べさせる時期を遅くしても予防にはならない」ということが分かってきました。現在は豆腐、白身魚を試すのと同じように、「生後5〜6カ月頃から卵黄から試していくとよい」とされています。
今回は、お子様にはじめて卵を与える方に、いつからどのようにはじめていくべきなのかを詳しく解説します。当記事では、離乳食のすすめ方を成長段階ごとに紹介していますが、あくまでも目安ですので、お子様の一人ひとりの成長に合わせて参考にしてみてくださいね。
はじめての卵は生後5〜6ヶ月に「固ゆでした卵黄」からはじめよう
卵を使った離乳食は、おかゆや野菜などを生後5ヶ月からはじめた場合、豆腐、白身魚などのタンパク質を試すのと同じように、生後5〜6カ月頃に「固ゆでした卵黄」から試しましょう。
「卵白」は、卵黄よりもアレルギーの原因となる物質を多く含んでいるため、乳児に与える時は、「卵黄→卵白→全卵」というように、少しずつ量や段階を踏むことが重要です。卵は、加熱処理することでアレルギーを起こしにくくなるので、まずは「固くゆでた卵黄」からはじめてください。
また、与えた後は必ず30分程度様子を見ましょう。蕁麻疹や嘔吐などのアレルギー症状が見られた場合は自己判断せず、すぐに病院を受診してください。
卵の摂取は月齢ごとにステップを踏もう
初期(5〜6ヶ月) | 中期(7〜8ヶ月) | 後期(9〜10ヶ月) | 完了期(11〜12ヶ月) |
---|---|---|---|
△ 初期後半に卵黄から | ○ 卵黄になれたら卵白へ | ○ | ○ |
ここでは、「卵黄→卵白→全卵」へとステップを進めていく時期を、ポイントと合わせて解説します。
離乳食初期(生後5〜6ヶ月)は「固ゆでした卵黄」からスタート
生後5〜6ヶ月の離乳食初期の段階は、「固ゆでした卵黄」をペースト状にし、耳かき1杯の量からはじめます。3日ほど食べてみて、身体に異変がなければ量を少しずつ増やしていきましょう。最終的には卵黄1個を目標に、1日1回、1〜2ヶ月かけて少しずつ量を増やしていきましょう。
「固ゆで卵」を作る際は、沸騰から約20分ゆでるのが目安です。
離乳食中期(生後7〜8ヶ月)卵黄に慣れたら「固ゆでした卵白」に挑戦
生後7〜8ヶ月の離乳食中期、卵黄1個が食べられるようになったら、次は「卵白」を試していきます。卵白も固ゆでしたものをみじん切り、2〜3mmの大きさに刻むか潰したものを、耳かき1杯程度の量からはじめていきましょう。
体調に問題がなければ、卵白と卵黄を混ぜて与えてみてください。この時期は全卵の1/3個を目標に量を増やしていきましょう。
離乳食後期(生後9〜10ヶ月)「固ゆで卵」から他の料理にも挑戦
生後9〜10ヶ月ごろの離乳食後期は、卵1/2個まで全卵で与えられるようになります。その際、「固ゆで卵1/2個」を5〜7mmの大きさに刻み、食べやすくして与えましょう。
全卵が問題なく食べられるようになれば、離乳食後期後半頃から他の調理法も試すこともできますが、どの様な料理でも半熟の部分がなくなるまでしっかりと火を通しましょう。
離乳食完了期(生後11〜12ヶ月)熱を加えた「全卵」に挑戦
先程も触れたように、生後11〜12ヶ月の離乳食後期後半頃からは他の調理法も試すこともできますが、どの様な料理でも半熟の部分がなくなるまで必ず火を通しましょう。
また、マヨネーズが食べられるようになるのは、完了期後半頃ですが、原料に生の卵が使用されているので、炒め物に使用するなど、加熱して使いましょう。
はじめての卵の離乳食におすすめのレシピ
最後に、卵を使った離乳食のレシピを2つご紹介します。
1. 離乳食後期「卵がゆ」
- 冷凍おかゆ(1食分)
- とき卵(卵1/2程度)
- 冷凍おかゆを電子レンジで解凍する
- 卵をボウルの中でとき、解凍したおかゆの中に入れる
- 2を1分半ほどチン。よくかき混ぜたらできあがり
おかゆはあらかじめ冷凍保存しておくと便利です。ほぐした鮭や裏ごしにんじんなどを合わせれば、アレンジの幅も広がります。
2. 離乳食完了期「フレンチトースト」
- 食パン(1枚/6枚切り)
- 全卵(20g)
- 無調整豆乳(30cc)
- 砂糖(適量)
- オリーブオイルまたはバター(適量)
- 食パンを食べやすい大きさに切る
- ボウルに全卵、豆乳、砂糖を入れよくかき混ぜる
- 2に食パンを浸す
- 温めたフライパンにオリーブオイルまたはバターを引く
- 3を温めたフライパンで両面焼いたらできあがり
朝食や捕食としても子どもが大喜びするレシピです。豆乳を使うことで、よりまろやかでヘルシーになります。
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大熊養鶏場「かっぱの健卵」は食欲をそそるオレンジ色の卵です。
今回は、子どもにはじめて卵を与える際、いつからどのようにはじめていくべきなのかを解説しました。卵の離乳食は「生後5〜6ヶ月ごろから固ゆでした卵黄」からステップを踏んで全卵に挑戦していきましょう。
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