「卵かけご飯」の発祥ってどこ?意外と知らない卵かけご飯の歴史
「卵かけご飯の発祥の地ってどこなんだろう?」
日頃からよく食べる美味しい卵かけご飯。発祥の地や誰が最初に食べたかまでは知らない方も多いのではないでしょうか。
実は、卵かけご飯の発祥の地は「岡山県美咲町」で、最初に食べたのは美咲町出身の岸田吟香【きしだぎんこう】です。
この記事は北海道ぴっぷ町のブランド卵「かっぱの健卵」を生産する大熊養鶏場が、卵かけご飯の発祥について詳しく解説しています。
日本の食卓を代表する卵料理の発祥や歴史を感じながら、卵かけご飯を楽しんでみてくださいね。
卵かけご飯の発祥の地は「岡山県美咲町」
日本で初めて卵かけご飯を食べたのは、岸田吟香【きしだぎんこう】(1833年〜1905年、日本初の従軍記者・実業家・教育家)、生まれは岡山県美咲町なので発祥の地とされています。朝食に卵かけご飯を食べるのが定番で、周囲にも勧めていたそうです。
吟香の様子を記した1927年発行の雑誌「彗星江戸生活研究」には、元祖の卵かけご飯は「生卵、塩、唐辛子」をかけたもので、「鶏卵和(けいらんあえ)」と呼ばれていたことが書かれています。
卵かけご飯が日本で広まった理由
卵かけご飯は昭和30年(1955年)以降、卵が庶民にも流通するようになり味や栄養面が注目されて食卓の人気者となって広まっていきました。
第二次世界大戦後(1945年以降)の食糧難で鶏卵は希少品でしたが、アメリカから養鶏の新技術が導入され、卵の生産量が格段に増加しました。
家庭でも卵がたくさん食べられるようになり、昭和45年(1970年)には日本人1人あたりの卵の消費量は、年間250個以上となりました。
TKGは誰が言い始めた?
「TKG」という卵かけご飯の頭文字をとった略称は、読売連合広告社が2007年9月に発売した「365日たまごかけごはんの本」が火付け役だそうです。
TKG『365日たまごかけごはんの本』(著・編集:T.K.G.プロジェクト、読売連合広告社、2007年)では365種類の卵かけご飯を紹介しています。
卵かけご飯はいつからある?TKGの歴史について
江戸時代以前は、仏教の影響で殺生を禁じる考え方が強く、卵を食べる習慣はあまりありませんでした。
しかし、南蛮貿易の影響でカステラなどの卵を使った南蛮菓子が伝来し、卵を食べることに抵抗がなくなっていったとされています。
そして、卵かけご飯を食べるようになったのは明治時代からだといわれています。
明治時代以降、西洋文化の影響で食生活が変化し、肉や卵などの動物性たんぱく質を摂取する機会が増えていきました。
また、養鶏技術の発展により、卵が安価で手に入るようになったことも、TKGの普及を後押ししました。
現在では、TKGは日本の国民食として、老若男女に愛されています。シンプルな料理だからこそ、卵や醤油の種類、トッピングなど、様々なバリエーションで多くの方に親しまれています。
海外で卵かけご飯の文化はある?
卵かけご飯は、生卵を安全に食べられる日本ならではの食文化です。新鮮な卵が手に入りやすく、生食に抵抗がない日本で独自に発展しました。
海外では生卵を食べる習慣が少なく、卵かけご飯はあまり知られていません。しかし、近年は日本の食文化への関心の高まりとともに、海外でも少しずつ広がりを見せています。
養鶏場おすすめの卵かけご飯のアレンジレシピ
卵かけご飯はシンプルな材料で手軽に作れて、奥深い味わいが魅力です。
たまにはアレンジして新しい組み合わせを発見してみませんか。
とろけるチーズを乗せるだけで簡単!「チーズリゾット風卵かけご飯」
チーズをちょい足ししてリゾット風にアレンジした「チーズリゾット風卵かけご飯」。忙しくて調理に手間をかける時間がないときに、簡単に作ることができます。
材料 【1人分】
材料 | 分 量 |
---|---|
卵 | 1個 |
ご飯 | 150g |
とろけるチーズ | 1枚 |
塩・コショウ | 適量 |
しょうゆ | 適量 |
作り方
手順1 | とろけるチーズをあたたかいご飯の上に乗せる |
手順2 | チーズがとろけたら卵を割って上に乗せ、その上から醤油をかける |
手順3 | 塩こしょうを適量かけて、よくかき混ぜたら完成 |
悪魔的にやみつきな美味しさ!「悪魔の天かす卵かけご飯」
冷蔵庫にあるもので簡単に作れちゃう、悪魔的な美味しさがやみつきになること間違いなし!シンプルかつ鉄板の天かす卵かけご飯です。
材料 【1人分】
材料 | 分 量 |
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卵 | 1個 |
ご飯 | 150g |
天かす | 適量 |
青のり | 適量 |
しょうゆ | 適量 |
作り方
手順1 | ほかほかのご飯に卵を入れてかき混ぜる |
手順2 | お好みの醤油の量で味を決める |
手順3 | 揚げ玉と青のりを加えてかき混ぜて完成 |
パンチが効いた旨辛!「にんにくとラー油の卵かけご飯」
食欲を刺激する、パンチの効いた卵かけご飯です。にんにくのガツンとした風味と、ラー油のピリ辛が卵のまろやかさと絶妙にマッチしたレシピです。
材料 【1人分】
材料 | 分 量 |
---|---|
卵 | 1個 |
ご飯 | 150g |
にんにくチューブ | 適量 |
ラー油 | 適量 |
めんつゆ | 適量 |
作り方
手順1 | 温かいご飯ににんにくチューブ、ラー油、めんつゆをのせる |
手順2 | 中央に卵をのせたら完成 |
卵かけご飯で食べてほしいブランド卵「かっぱの健卵」
卵を食べるなら、健康のためにも新鮮で安心安全な卵を選びたいですよね。
そこでおすすめなのが、「かっぱの健卵」。
大熊養鶏場で製造している卵「かっぱの健卵」は鶏の餌からこだわった美味しい卵です。
鶏の餌には化学物質や毒素になるようなものは一切排除しているため、生臭くなく苦手な方でも食べやすい卵となっています。
また、一般的な卵には含まれていないアスタキサンチンが豊富で美容にも効果的ですよ。
そんな「かっぱの健卵」とほかの卵との違いが明確にわかるおすすめの食べ方は、シンプルな卵かけご飯です。
一度食べたら、その味わい、白身の食感の違いにきっと驚くはず。この機会にぜひ「かっぱの健卵」をお召し上がりください。
かっぱの健卵の3つのこだわり