卵に含まれるタンパク質って一体どれくらい?養鶏場が解説!

卵に含まれるタンパク質って一体どれくらい?養鶏場が解説!

健康のためにタンパク質を積極的に摂りたいと考えている人も、いるのではないでしょうか。とはいえ、普段何気なく口にしている食材にどれくらいのタンパク質が含まれているのかなんてあまり気にしたことはないかもしれません。

そこで今回は「かっぱの健卵」というブランド卵を販売する北海道比布町の大熊養鶏場が、卵に含まれるタンパク質について詳しく解説します。

サイズ別!卵に含まれるタンパク質の量

卵に含まれるタンパク質は、卵の大きさによって異なります。一般的に、サイズ別に以下の量のタンパク質が含まれているといいます。

サイズタンパク質[g]
Sサイズ(46g〜52g)6.0
MSサイズ(52g〜58g)6.7
Mサイズ(58g〜64g)7.4
Lサイズ(64g〜70g)8.2
引用:日本食品標準成分表(文部科学省)

スーパーなどで販売されている卵は、基本的にMサイズもしくはLサイズが一般的です。つまり、普段私たちが口にする卵には一個当たり7〜8gのタンパク質が含まれているということになります。

卵一個で1日に必要なタンパク質はどれくらい取れる?

厚生労働省が公表した「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」によると、タンパク質の食事摂取基準は性別・年齢などで以下の量を摂取することが理想とされています。

たんぱく質の食事摂取基準

画像引用:厚生労働省

上記の資料から、一日に必要なタンパク質の摂取量は性別や年齢によって違いがあることが読み取れるでしょう。

つまり、一日のタンパク質の摂取量は成人以上の男女を対象にすると18~64歳までは男性が65g、女性が50g、65歳以上は男性が60g、女性が50gが理想となっているということです。

この数値に対して、卵一個のタンパク質はMサイズで7.4g、Lサイズで8.2g含まれているということになるため、卵一個のタンパク質で補えるのは一日に推奨される量の8分の1程度ということです。

だからといって、推奨される量を目安にして卵ばかりを食べていいということにはなりません。卵ばかり食べ過ぎてしまうと、食事の栄養バランスを崩してしまいます。食事は主食、主菜、副菜のバランスが重要となるので、卵を食べるなら一日二個程度に留めておくようにしましょう。

卵のタンパク質は黄身の方が多く含まれている!

卵のタンパク質は白身と黄身どっちが多いの?

卵には白身と黄身がありますが、タンパク質が多いのは一体どっちなのでしょうか。

実は、白身は水分が約85~90%、タンパク質が約10%、残りが他の成分で構成されています。この数値から、白身がいかに水分が多いことがわかるでしょう。

一方、黄身は水分が約45~80%、タンパク質が約33%、脂質が約16%、残りが他の成分という構成です。

つまり、卵のタンパク質は白身と黄身で比較すると、黄身のほうが多く含まれていることがわかります。

卵と相性がよい食材

卵を何個も食べれば一日に必要なタンパク質を摂取することができますが、食事の栄養バランスを崩してしまうことからあまり現実的な方法ではありません。

栄養バランスを調えるためにも、卵と相性がよい食材と一緒にタンパク質を摂取することが大切です。ここでは、卵と相性がよい食材をいくつかご紹介します。

緑黄色野菜

にんじん、ピーマン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜は脂溶性ビタミンが多く含まれているので、油に溶けやすい性質です。

つまり、エネルギー源となる脂質が多く含まれる卵と一緒に食べることで、野菜のビタミンが体に吸収されやすくなります。身体に大切な栄養素を効率よく吸収するには、たまごと緑黄色野菜の組み合わせは最適といえるでしょう。

根菜類

じゃがいもやさつまいも、カボチャなどの根菜類も卵と相性のよい食材として知られています。これらの根菜類には、卵に含まれていないビタミンCと食物繊維がたっぷりと含まれているため、卵では摂取できない栄養をしっかりと補うことができるでしょう。

まとめ

今回は、卵に含まれるタンパク質について解説しました。卵にはタンパク質以外にも、脂質やビタミンなどが豊富に含まれています。完全栄養食品とも言われている食材でもあるので、健康的な生活をするためにも積極的に普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、より健康を意識した生活をしたいのであれば購入する時点で、新鮮な卵を選ぶことが大切です。卵の選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。

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