卵が水っぽい原因は?卵の品質にこだわる養鶏場が解説します!
食べようと思った卵がなんだか水っぽい。
賞味期限はまだなのに、このまま食べてもいいのか不安に思いますよね。
ですがご安心ください。卵が水っぽいのは鶏が飲む水分量が増えることで起こる現象です。
決して腐ったりしているわけではなく、卵の品質や味に問題はありません。
今回の記事では、卵の品質にこだわる養鶏場が、卵が水っぽくなる3つの原因について解説します。
卵の品質ごとにおすすめの食べ方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
卵が水っぽい原因は3つ
1.鶏が飲む水分量が増える
鶏も人間と同じように、厳しい夏の暑さでは水をたくさん飲むようになります。過酷な暑さが続くと鶏も食欲が低下し、水を飲む量も増えていくのです。
こうして卵に含まれる水分量もおのずと増えていき、卵白が弾力性の高い状態から水っぽくなってしまいます。
こういった現象は真夏日だけでなく、初夏や気温上昇時にも見られ、季節や気候による鶏の飲む水分量の変化が、卵が水っぽくなってしまう原因です。
2.卵白の炭酸ガスが抜ける
新鮮な卵の卵白には多くの炭酸ガスが含まれていますが、時間が経つと卵の殻から少しずつ炭酸ガスが抜けていきます。
この炭酸ガスの減少が、プリッとしたハリがない水っぽい卵の原因につながります。
また、時間の経過と共に起こる卵白のpHの上昇も、卵白内のタンパク質の粘度が変化する原因の一つになります。
3.鶏の月齢
鶏が生まれてからどれくらい経っているか、月齢の差によっても影響があります。
通常、たまごを生み始めたばかりの若い鶏が産む卵は卵白が盛り上がりやすく、逆に生まれてから数年経った鶏が産む卵は卵白の盛り上がりが少ない傾向です。
鶏の個体差や食べているエサにもよるため一概には言えませんが、若い鶏が産む卵は比較的サイズが小さいという特徴がみられます。
水っぽい卵を選ぶことを避けたい場合は、卵のサイズを一つの目安として注目するといいかもしれません。
水っぽい卵でも品質に問題はない
水分量の違いなどにより、卵白の盛り上がりに違いはみられますが、水っぽいからといって卵が腐っているというわけではありません。
卵の鮮度に不安を感じる場合は、黄身の状態も確認してみてください。鮮度がいい状態の時は黄身にも盛り上がりがあります。
また、臭いや卵白の色でも鮮度は確認できます。傷んでしまっている場合は鼻につくような臭いがあり、卵白もピンクや緑っぽく変色しています。そのような場合は食べることを控えましょう。
季節上、特に夏場の卵は、鶏の水を飲む量が増えることで水っぽくなってしまう傾向がありますが、卵の品質や美味しさには問題はありません。
卵を購入する際は、産卵日や賞味期限を確認してより新鮮な卵を選ぶように心がけるようにしましょう。
卵の品質ごとにおすすめの食べ方をご紹介
品質に問題がないとわかっても、水っぽい卵をそのまま生で食べることに抵抗がある方もいると思います。ですが、卵はさまざまな調理法で美味しく活かせることが魅力の一つ。ここでは卵の品質ごとにおすすめの食べ方をご紹介します。
新鮮な卵(卵が産まれてから5日未満)
鮮度がいいので生でも安心して食べられます。卵かけご飯やすき焼きなどお好みの食べ方ができます。
水っぽい卵
水っぽさが気になる場合は、卵白をあわだててメレンゲにするのがおすすめです。
通常の卵白よりも水分を多く含んでいるので、柔らかくなめらかな仕上がりになります。
また、水っぽくても品質や味に問題はないので、パンケーキやプリンなどのデザートにも十分に活用することができます。
賞味期限をすぎてしまった卵
賞味期限を過ぎてしまった場合は、必ず加熱調理をして食べるようにしましょう。
70℃で1分以上、ほかの食材と混じる場合は75℃で1分以上の加熱が目安です。
卵の賞味期限は、生で食べられる期間が記載されていることが一般的ですが、食中毒の恐れもあるため、通常時は冷蔵庫で適切に保管し、賞味期限内に消費するよう心がけましょう。
まとめ
今回は、卵が水っぽい原因について解説しました。主な3つの原因をおさらいしましょう。
- 鶏が飲む水分量が増える
- 卵白の炭酸ガスが抜ける
- 鶏の月齢
卵が水っぽいからと言って、腐っているのではと不安になる必要はありません。原因をちゃんと理解したうえで、産卵日や賞味期限を確認し、より新鮮な卵を選ぶようにしましょう。
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