どうして卵が売り切れ?スーパーで卵が買えない理由を養鶏場が解説
スーパーで卵を買おうとしたのに、売り切れていた経験はありませんか?実は、この卵不足には深刻な理由があるんです。
それは、鳥インフルエンザや自然災害の影響により、卵の生産量が減少していることが挙げられます。
では、この卵不足が解消されるまでにはどういった経緯があるのか?お店で卵が買えない時はどうしたらいいのか?
今回は、それらの疑問点に養鶏場がお答えしていきます。
スーパーで卵が買えない理由
スーパーで卵が買えない理由は、主に以下の2つが挙げられます。
鳥インフルエンザの影響
鳥インフルエンザが発生すると、発生した養鶏場の鶏は全て殺処分対象となります。
殺処分された鶏の数が多いほど、卵の生産量は減少するため、これが卵の品切れの原因に繋がります。
令和5年4月に千歳市で鳥インフルエンザ感染が確認された際は、市内3つの農場の累計で約120万羽もの鶏が殺処分となりました。これは当時道内で飼育されてる数の2割以上に相当します。
参照:高病原性鳥インフルエンザの発生について – 北海道千歳市公式ホームページ
自然災害による影響
昨今の台風や地震などの広域な自然災害により、地域の農場や養鶏場が被害を受けてしまうと、生産量が減少し、入荷量が不足してしまうケースもあります。
こうした背景から、災害補償の追加や補償規模の拡大など、生産者への補助のためにより有効となる制度の創設も施行されています。
卵不足が解消されるまでにかかる期間
鳥インフルエンザが発症してしまうと、養鶏場の洗浄とヒナを飼育する期間には一定の時間が必要なため、鳥インフルエンザ発生前の流通量に戻るには1年から、長期化すると2年ほどかかると予想されます。
実際に、鳥インフルエンザが発症してしまった養鶏場では、鶏の処理や傾斜の洗浄消毒が必要となり、規模にもよりますが、最短でもこの時点で1〜2ヶ月ほどかかるとされています。
そして、綺麗になった鶏舎で数十〜数百羽の鶏を小規模で飼育し、安全性を確かめる作業でさらに1〜2ヶ月。
その後、ようやく大量の鶏を養鶏場に入れますが、一度に大人の鶏を大量に買い付けることは難しく、一般的にはヒナから育てるため、そこから卵を産めるようになるまで約半年が見込まれます。
また、ヒナも一斉に全て買い換えず、部分的に数を増やしていくことがほとんどですので、全国の養鶏場が今までの生産量まで完全復帰させるには約1〜2年はかかる見込みです。
スーパーで卵が買えない時は通販という選択肢もある
地元地域の農場や養鶏場で、鳥インフルエンザや自然災害が発生した場合、ご近所のスーパーには卵が並ばない可能性が高いです。
お店に一時的に入荷が確認されたとしても、開店早々に売り切れてしまうことも…。
そんな時は、通販で卵を購入するという選択肢もあります。
通販で購入できる卵の多くは、鶏の餌や、飼育方法にこだわりを持った養鶏場で製造されており、高品質で安心安全な卵が、新鮮な状態で届くのが最大の魅力です。
市販の卵と比べると少し値段は上がりますが、近年卵の値段の高騰も考慮すると、一度お試しいただく価値はあるかもしれません。
以下のサイトでは、北海道産の卵の通販サイトをまとめています。
卵好き必見!北海道産で生産された卵の通販サイト8選をご紹介します
卵が買えない状況のこの機会をきっかけに、ぜひお気に入りのブランド卵を見つけてみてはいかがでしょうか?
まとめ
スーパーで卵が買えない理由は、鳥インフルエンザや自然災害による被害が大きく影響しています。
毎日の食卓に欠かせない卵が買えない状況は、多くの方にとって困りごとです。お店で卵が買えない場合は、ぜひ通販を利用してみてください。
大熊養鶏場では、鶏の飼育環境の衛生管理を徹底した、安心安全な卵「かっぱの健卵」を製造しております。
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