割れた卵はどうする?卵の安心安全な取り扱い方法について養鶏場のプロが解説

「買ったばかりの卵を落としてしまった!」「気づかないうちに卵にヒビが入っていた…」そんな卵に関するトラブルを経験した方も多いでしょう。

割れた卵は食べるのを避けた方が良いとされています。とはいえ、捨てるのはもったいない、なんとか食べる方法を知りたいと考えてしまいますよね。

そこで、北海道ぴっぷ町でブランド卵「かっぱの健卵」ブランド卵を生産している大熊養鶏場が、割れた卵の安全性と正しい処理方法について詳しく解説します。

卵が割れてしまい扱い方にお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

割れた卵は食べない方がいいとされる理由

割れた卵を食べない方がいい理由は、卵を守るバリアの役割を果たしていた殻が失われ、細菌が内部に侵入しやすくなるためです。

また、ごくまれに卵の殻にサルモネラ菌が付着しているケースもあります。割れた殻からサルモネラ菌が内部に侵入し、それが原因で食中毒を引き起こす可能性があるため、割れた卵は食べない方が良いとされています。

サルモネラ菌とは食中毒の原因物質の一種で、感染すると5時間〜72時間のうちに嘔吐や下痢などの症状があらわれます。サルモネラ菌は、10℃以上で増殖しやすく、30℃以上になるともっとも増殖が活発になります。

サルモネラ菌のリスクを避けるためにも、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 生食は食べる直前に割り、2時間以内に食べる
  • ご飯のうえに卵を割り入れるのを避ける
  • 冷蔵庫で正しく保存し、賞味期限内に食べる

サルモネラ菌については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

割れた卵は料理に使える?

食べるのを避けた方が良いというものの、割れた卵がたくさんあると、捨てるのはもったいないと感じてしまいますよね。

以下では、割れた卵の使用可否について詳しく解説します。割れた卵を食べるべきか、廃棄すべきか迷う時の判断基準にしてください。

生食はNG!割れた当日中に加熱調理

割れた卵やヒビが入った卵を、生食するのはNG!卵かけご飯やすき焼きの卵に使うのは、避けましょう。

もし、料理に使う場合は割れたその日のうちに中心部までしっかり火を通すようにしましょう。加熱する際は、75℃以上、1分以上加熱してください。

また、殻を剥いたゆで卵も長持ちしません。作ったその日のうちに、食べ切りましょう。

いつヒビが入ったかわからない卵は廃棄

冷蔵庫の卵を見たら、いつのまにかひび割れしていたという経験もあるでしょう。

いつ、ひび割れしたかわからない卵を食べるのは大変危険です。サルモネラ菌やその他の殺菌が繁殖している可能性が高いため、食べるのはできるだけ控えるようにしましょう。

割れた卵を安全に処理する方法 

卵を簡単、かつ安心・安全に処分するやり方は次の2つです。ぜひ、参考にしてください。

  • 新聞紙を数枚重ねたもので卵を包み、二重にしたビニール袋に入れ、密閉した状態で廃棄する
  • パックに入ったまま、ビニール袋を二重にし、しっかり閉じてから廃棄する

割れた卵の中身が調理器具や他の食材に付着し、そのまま放置すると食中毒のリスクが高まります。廃棄の際は、卵液が周囲に飛び散らないよう注意してください。

万が一、卵が付着した場合は、すぐに洗い流し、消毒を忘れずに行いましょう。また、卵に触れた後は必ず手を洗うことも重要です。

割れた卵の廃棄方法に特別な決まりはありませんが、シンクやトイレに流すのは、詰まりや悪臭の原因になるため避けましょう。

安心・安全!卵をおいしく食べるためのポイント

以下では、卵を安心・安全においしく食べるためのポイントを紹介します。ちょっとした工夫と心がけ次第で、いつもの卵がよりおいしくなりますよ。

卵を買うときはひび割れがないか必ず確認

スーパーで卵を買うときは、殻がきれいでひび割れしていないものを選びましょう。パックに貼られているラベルや卵に産卵日のシールが付いている場合は、できるだけ新しい日付のものを選んだ方が新鮮です。

持ち帰るときのコツですが、パック入りの卵を袋詰めする際に下に入れるのがおすすめです。卵が入ったパックは、上からの衝撃に強い形状になっています。

一方、横からの衝撃には弱く、袋に入れた際に斜めや縦の状態になると割れやすいです。そのため、卵は下の方に入れて、平らな状態が保てる状態で持ち帰りましょう。

卵を買ったらすぐに冷蔵庫で保存

スーパーで購入した卵は、10℃以下の冷蔵庫でパックごと保存するのが基本です。スーパーで売られている卵は常温保存ですが、これは冷蔵庫との気温差で結露が発生するのを防ぐためです。

保存する際は卵の丸い方を上に、尖っているおしり側を下にすると鮮度が保たれやすく、ひび割れも防げます。卵の凍結は殻がひび割れやすくなるため、冷蔵庫内の吹き出し口付近には置かないようにしましょう。

生卵よりも、ゆで卵の方が長持ちすると考えている方もいるかもしれませんが、実は逆です。卵をゆでると、生卵よりも賞味期限が短くなります。

卵白には、卵を細菌から保護する役割を担うリゾチーム(抗菌作用のある酵素)が含まれており、加熱するとその働きは失われてしまいます。

ゆで卵の賞味期限はゆでた日を基準に、殻付きなら2~3日、殻をむいたものは1日が目安といわれています。ゆで卵を作ったら、早めに食べるのがおすすめです。

賞味期限が切れた卵は生で食べない

賞味期限は「おいしく食べられる期間」を示しているため、日にちが過ぎた卵でも食べて大丈夫だろうと思うかもしれません。しかし、卵の場合は賞味期限が過ぎたら、生では食べない方が無難です。

実は、卵の賞味期限は卵がけご飯や、すき焼きなど生のまま食べる場合の期限を示しています。卵の賞味期限と一般的な食品の賞味期限は、考え方が少し異なる点に注意しょう。

なお、卵の賞味期限は、サルモネラ菌の増殖が起こらない期間を基準に、少し余裕を持たせ短めに設定されています。スーパーで売られているパックに入った卵の賞味期限は、通年を通して採卵日から約2週間程です。

まとめ

今回は、割れた卵の正しい対処法について紹介しました。

割れた卵やヒビが入った卵を食べる際は生食を避け、加熱してから当日中に食べるようにしてください。生食するなら賞味期限内の新鮮なうちに、それ以外は加熱調理で早めに食べ切りましょう。

卵は取り扱いを誤ると食中毒のリスクが高まるため、適切に使用することが重要です。ぜひ本記事を参考に、安全・安心なおいしい卵を楽しみましょう。

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大熊養鶏場では餌や飼育環境にとことんこだわった卵つくりに専念しています。

鶏の餌は、化学物質や毒素になるようなものは一切排除。体にいいだけでなく、卵特有の生臭さも感じられません。卵が苦手な方でも食べやすいですよ!

さらに、一般的な卵には含まれていないアスタキサンチンが豊富で美容にも効果的。安全安心でおいしい「かっぱの健卵」をぜひお試しください。

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