離乳食の卵焼きをレンジで簡単調理|ふわふわレシピとアレルギー対策

離乳食の卵焼きは、離乳食後期の手づかみ食べにおすすめのレシピです。さらに、電子レンジで簡単に作れるので、離乳食作りに悩むママやパパにもぴったり!野菜や白身魚を加えるなど、アレンジも自由自在です。
とはいえ、「卵はいつから食べさせていいの?」「卵アレルギーが心配…」など、不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、電子レンジで作れる安心・安全な離乳食用卵焼きのレシピを紹介します。ふわふわに仕上げるコツや、栄養価を高めるアレンジレシピも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
レンジで簡単!離乳食用卵焼きの基本レシピ

ここからは、レンジで簡単に作れる離乳食用卵焼きの基本レシピを紹介します。
注意
卵は3大アレルゲンのひとつで、食物アレルギーを引き起こす可能性がある食物です。アレルギー対策のため、赤ちゃんの月齢・発達段階に合わせて卵黄から始めるようにしましょう。
なお、卵焼きは全卵の固ゆで卵を食べられるようになった離乳食後期(生後9ヶ月〜11ヶ月)から与えることができます。
月齢 | 卵の与え方 |
---|---|
離乳食初期(生後6ヶ月~) | 卵の卵白は避け、固ゆでした卵黄を耳かき1杯程度の量から始める。 |
離乳食中期(生後7ヶ月〜8ヶ月) | 卵白は、卵黄を1/2〜1個食べられるようになってから。(耳かき1杯程度から始める) |
離乳食後期(生後9ヶ月〜11ヶ月) | 全卵は1日あたり1/2個を目安に与える。 |
必要な材料と調理手順
材料
- 卵 1個
- 水 小さじ1
- 片栗粉 小さじ½
作り方
- ボウルに卵を割り入れ、よくかき混ぜる
- 水と片栗粉を加えて、さらによくかき混ぜる
- 耐熱容器に(2)を注ぎ、ラップをかけずに600Wの電子レンジで約30秒ほど加熱する
- 一度取り出し、よくかき混ぜてから、ふんわりとラップをかけて約30〜40秒加熱する※半熟の場合は10秒ずつ追加で加熱し、完全に火を通す
- レンジから取り出し、新しいラップで形を整えながら包む
- 粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切り、完成。
ふわふわに仕上げるコツ
卵焼きをふわふわに仕上げるためのコツは、「卵液をよくかき混ぜる」「少量の水と片栗粉を加える」「加熱しすぎない」の3つです。
卵液がしっかり混ざり合っていないと、加熱した際に白身が固まり、焼きムラができてしまう場合も。白身と黄身が滑らかになるまで、しっかり混ぜ合わせましょう。
電子レンジ調理は水分が蒸発しやすく、食材がパサついてしまう場合があります。しっとりとした卵焼きに仕上げるためにも、少量の水と片栗粉を加えるのがおすすめ。片栗粉は保湿力が高く、水と一緒に加えると、しっとりとした卵焼きに仕上がります。
卵焼きのふわふわ感を保つためにも、加熱時間に注意が必要です。加熱しすぎると、卵の水分が蒸発し、固くなったりつぶれたりする原因につながります。
ただし、半熟状態はNG!2回に分けて短時間ずつ加熱し、様子をみながら10秒ずつ小まめに加熱しましょう。
アレンジレシピ|離乳食卵焼きバリエーション
そのまま食べても美味しい卵焼きですが、さらに食材を加えてアレンジすると、美味しさも栄養もアップします!離乳食のレパートリーにお悩みのママやパパは、ぜひお試しください。
野菜入り卵焼き
材料
- 卵 1個
- お好みの野菜(加熱済みで、5mm角に切ったもの) 60g
- だし汁 大さじ1
- 片栗粉 小さじ½
※野菜は、玉ねぎ・にんじん・ほうれん草などがおすすめ
作り方
- ボウルに卵を割り入れ、よくかき混ぜる
- だし汁と片栗粉、野菜を加えてさらに混ぜる
- (3)を耐熱容器に入れ、ラップをかけずに600Wの電子レンジで40秒ほど加熱する
- 一度取り出し、よく混ぜてから、ラップをかけて追加で30秒ほど加熱する
- 新しいラップに包み、形を整える
- 粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切って完成
ポイント
野菜は、ゆでて5mm角に切ったものを用意します。野菜もレンジで加熱する際は、野菜を5mm角に切り、水と一緒に耐熱容器に入れてレンジで1〜2分ほど加熱してください。固さは、バナナの固さが目安です。
加熱しすぎると、焦げてパリパリになってしまうので注意しましょう。野菜のほかに、湯通しした豆腐を加えると、ふわふわ感がアップします!
だし巻き風卵焼き
材料
- 卵 1個
- だし汁 小さじ1
- 片栗粉 1/2
- 青のり 適量
作り方
- ボウルに卵を割り入れ、よくかき混ぜる
- だし汁と片栗粉、青のりを加えてさらに混ぜる
- (3)を耐熱容器に入れ、ラップをかけずに600Wの電子レンジで40秒ほど加熱する
- 一度取り出し、よく混ぜてから、ラップをかけて追加で30秒ほど加熱する
- 新しいラップに包み、形を整える
- 粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切って完成
ポイント
納豆やしらすなど、赤ちゃんの好きな和風食材を加えるのもおすすめです!離乳食用の白身魚を入れると、栄養価もアップします。
おかゆと合わせた卵焼き
材料
- 卵 1個
- 5倍がゆ 160g
- だし汁 小さじ1
作り方
- ボウルに卵を入れて、よくかき混ぜる
- 5倍がゆとだし汁を加え、さらによく混ぜる
- 耐熱容器に(2)を入れ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで2分ほど加熱する
- 粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切って完成
ポイント
粉チーズ小さじ1/2と、ブロッコリーやほうれん草など、苦手な食材を混ぜると喜んで食べてくれます!
作り置きできる!卵焼きの冷凍保存方法

赤ちゃんのお世話で忙しいママにとって、毎日の離乳食作りは大変。少量なのに、柔らかさや大きさなど気にすることがたくさんあって、なかなかストレスですよね。
そんなときに、卵焼きをまとめて作って冷凍ストックしておけば、毎日の準備がグッと楽になります。以下では、卵焼きの冷凍保存の仕方をご紹介します!
冷凍保存のコツと解凍方法
離乳食用の卵焼きを冷凍保存しておけば、1週間程度保存が可能で、食べる前に電子レンジで温めるだけなのでとても便利です。ただし、正しく冷凍保存しないと、解凍した際にパサついたり、食感が変わったりする場合があります。
ふんわりとした食感や鮮度を保つためには、製氷皿やシリコンカップ、離乳食用の保存容器などを使い、1回分ずつ小分けにして素早く冷凍するのがポイントです。
また、一度冷凍・解凍したものを再冷凍するのはNG。鮮度や風味が損なわれるため、避けましょう。
さらに、衛生面の管理と食材の鮮度の維持も大切です。卵焼きを冷凍する際は、必ず中までしっかり火を通してから保存しましょう。具材として使用する野菜や肉類なども、新鮮なものを使い、調理後はできるだけ早く冷凍することが大切です。
解凍時は、冷蔵庫で自然解凍してから耐熱容器に移し、ラップをふんわりかけて電子レンジで加熱します。最初は30秒〜1分ほど加熱し、様子を見ながら10秒ずつ追加し、中までしっかり温めましょう。
食感を損なわない温め直しポイント
レンジで卵焼きを温め直すと、固くなったりパサついたりして、うまく温められないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
こうした食感の変化は、加熱のしすぎや加熱ムラによる水分の蒸発が原因です。せっかくふんわりと仕上げた卵焼きだからこそ、温め直す際のポイントを押さえて、ふんわり食感をキープしましょう。
- 水小さじ1を加えて水分の蒸発を防ぐ
- 加熱した際の真空状態を防ぐ
- ターンテーブルの端に置く
離乳食用の卵焼きを温め直す際は、卵焼きの上に水小さじ1をふりかけてから加熱すると水分の蒸発を防ぎパサつきにくくなります。
また、ラップをぴったりかけてしまうと、空気が温められ膨張し食材が破裂してしまう可能性が高いです。必ず空気の逃げ道を作り、ラップをふんわりかけて水分を保ちやすくしましょう。
ターンテーブル式の電子レンジを使う場合は、加熱ムラを防ぐためにも、食材はターンテーブルの端に置きましょう。
ターンテーブル式のレンジでは、マイクロ波は基本的に一定の方向から放出されます。ターンテーブルの端に食材を置くことで、回転しながらムラなく加熱されやすくなるのです。一方、中央に置いてしまうとあまり回転しないため、均一に加熱されにくい傾向があります。
まとめ:レンジ活用で手軽に離乳食卵焼きを作ろう
離乳食の玉子焼きは、電子レンジを活用すれば、簡単に作れます。さらに、小分けにして冷凍しておくと、準備の手間や時間も省けますよ!
ただし、解凍する際は加熱しすぎに注意が必要。水を少量加えて、ラップをふんわりかけて解凍すれば、パサつきにくくしっとりした柔らかい卵焼きに仕上がります。ぜひ、毎日の離乳食に取り入れてみてください。
離乳食の卵には、「かっぱの健卵」がおすすめ!
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かっぱの健卵の3つのこだわり