離乳食で卵白を毎回茹でるのは面倒!効率的な準備・保存法を解説

「卵白を与えたいけど、毎回卵を茹でるのが面倒…」そんな、お悩みを抱えているママやパパもいるでしょう。

卵は栄養価が高く、赤ちゃんの離乳食におすすめの食材です。しかし、大人用の食事とは異なり、しっかり加熱しなければならず、作るのが面倒と感じてしまうでしょう。

そこで今回は、効率よく離乳食用の卵白を準備する方法や、保存方法について詳しく解説します。卵白を使った簡単レシピも紹介しますので、毎日の離乳食作りにぜひご活用ください。

離乳食用の 卵白を毎回茹でるのが大変!効率化のコツ

離乳食用の卵白を毎回茹でるとなると、手間も時間もかかります。しかし、卵をまとめて茹で、冷凍ストックしておけば、離乳食準備もスムーズです。ここからは、離乳食用の卵白の準備に役立つ、効率化のコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

卵白をまとめて茹でる方法と保存手順

卵は、沸騰したお湯で20分程度ゆでて、中までしっかり火を通します。次に、冷水につけ、殻を剥きます。白身は、赤ちゃんの月齢に合わせて細かく刻んでください。残った分はラップや保存容器で密閉し、冷蔵庫に入れてその日のうちに食べ切りましょう。

残った分は冷凍保存できますが、そのままの状態では解凍した際に固くなるため注意が必要です。冷凍保存する方法は、後段で詳しく解説します。

小分け冷凍で時短調理を実現

加熱済みの卵白が残ってしまった場合は、冷凍保存が可能です。また、冷凍ストックしておけば、準備も楽になります。

ただし、卵白のほとんどは、水分とタンパク質で構成されており、冷凍すると水分とタンパク質が分離し、解凍時にゴムのように固くなってしまいます。

そのため、そのままの状態で冷凍するのは避け、裏ごししてから冷凍保存するのがおすすめです。

加熱済み卵白の冷凍方法

  1. ゆで卵の白身部分を取り除く
  2. 白身を包丁で細かく刻む
  3. 裏ごし器や茶こしを使って裏ごしする
  4. 離乳食用の冷凍保存容器で、1回分ずつ小分けにして冷凍する

1回分をラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて密閉してから冷凍庫に入れる方法でもOK。卵白にだし汁、またはお湯を加え、ブレンダーを使ってペースト状にするのもおすすめです。

茹でた卵白の保存期間と注意点

ゆでた卵白は、冷蔵保存の場合だと24時間以内です。食べ切れる分だけ作り、残った分は大人が食べるようにすると良いでしょう。

冷凍保存の場合は、1週間以内です。使う際は、電子レンジでしっかり加熱してください。おかゆやスープと一緒に加熱するのも、おすすめです。自然解凍は、解凍している間に雑菌が繁殖する可能性があるため避けましょう。

卵白を使ったおすすめ離乳食レシピ

ここからは、卵白を使ったおすすめ離乳食レシピを紹介します。どれも簡単に作れるものばかりです。卵白を食べても問題ないことを確認してから、毎日の離乳食作りの参考にしてください。

卵白と野菜のふわふわ蒸しパン

材料(作りやすい分量)

  • 卵白 1個分
  • お好みの野菜(ほうれん草、にんじん、かぼちゃなど) 小さじ1
  • (A)薄力粉 50g
  • (A)ベーキングパウダー 4g
  • 牛乳 大さじ1

作り方

  1. (A)をふるいにかける
  2. 野菜は柔らかく煮て、細かく刻む
  3. ボウルに卵白と牛乳を入れて、泡立て器でよく混ぜる
  4. (3)に(1)と(2)を入れて、さっくり混ぜる
  5. 大きめの耐熱容器に(4)を入れて、600Wの電子レンジで2分ほど加熱する
  6. 竹串を通して生地がつかない状態になるまで、追加で加熱する
  7. 食べやすい大きさに切って、完成

※離乳食後期の、つかみ食べにおすすめの蒸しパンレシピです。牛乳は水に変えてもOK。

卵白のミニオムレツ風

材料(作りやすい分量)

  • 卵白 1個分
  • 絹ごし豆腐 40g
  • 片栗粉 大さじ1

作り方

  1. ボウルに、食材をすべて入れて、よく混ぜ合わせる
  2. フライパンにクッキングシートを敷き、(2)を食べやすい大きさに成型しながらのせる
  3. 弱火で両面を焼き、中まで火が通れば完成

※お好みのお野菜を加えてもOK!

茹で卵白と野菜の和風おかゆ

材料(作りやすい分量)

  • 7倍がゆ 50g
  • 卵白 大さじ1
  • お好みの野菜(にんじん、ほうれん草、かぼちゃなど) 小さじ1
  • だし汁 大さじ2

作り方

  1. 野菜は柔らかく煮て、こまかく刻む
  2. 鍋にだし汁を入れて中火にかける
  3. 沸騰したら弱火にし、(1)と卵白を入れ、蓋をして1分ほど煮る
  4. 器に7倍がゆを盛り、(3)をかけて完成

卵白を冷凍保存する際のポイント

卵白を冷凍・解凍により、食感が変化するため注意が必要です。しかし、冷凍時にひと工夫すれば、食感を気にならなくなります。

卵白は冷凍できる?保存の注意点

「卵白は冷凍できない」とよく見かけますが、その理由は食感が変化してしまうから。冷凍するとゴムのように固く、離乳食には不向きです。冷凍保存したい場合は裏ごししたり、ペースト状にしたりなど、解凍時になるべく食感が残らないようにしましょう。

また、冷凍保存する際は調理器具や手を清潔にするなど、衛生面にも十分注意しましょう。雑菌繁殖や食中毒のリスクを避けるためにも、新鮮な卵を使い、殻を剥いた後はなるべく早めに冷凍保存することが重要です。

生卵は、食中毒やアレルギーの可能性、衛生面の問題があります。冷凍前と冷凍後の加熱をしっかり行い、火をしっかり通すようにしましょう。

冷凍卵白の解凍方法と食感を保つコツ

冷凍した卵白を使う際は、電子レンジを使って加熱するのがおすすめです。

解凍方法

  1. 耐熱容器に冷凍した卵白を入れる
  2. 水小さじ1を振りかけ、ラップをふんわりかける
  3. 600Wの電子レンジで20〜30秒ほど加熱する
  4. 一度取り出して混ぜてから、再度30秒ほど様子を見ながら加熱する
  5. 加熱し終えたら、ラップをかけたままで粗熱をとる

電子レンジで加熱する前に、小さじ1の水を加えることで、水分の蒸発を防げます。ラップは、隙間が開くようにふんわりとかけると、破裂しにくくなります。加熱ムラを防ぎ、全体に均一に火が通るよう、一度取り出してよくかき混ぜながら加熱するようにしましょう。

一度解凍した卵白の再冷凍はNG?

一度解凍した卵白の再冷凍はNG!冷凍と解凍を繰り返すと食材が傷んでしまう可能性があります。1回分ずつ解凍し、食べ残しは与えないようにした方が安全です。

卵白アレルギーに注意!慎重に進めるための工夫

卵は、食物アレルギーの原因になりやすい食材のひとつ。とくに、アレルギーの原因となるアレルゲンは、卵黄よりも卵白に多く含まれているため、離乳食に取り入れる際は慎重に進める必要があります。

卵白を与える際は、「卵黄に慣れてから少量ずつ与える」「受診できる時間帯に与える」ことが基本です。

また、食物のアレルゲンは、血流に入って全身に運ばれるため、さまざまなアレルギー症状が引き起こされますが、もっとも多いのは「皮膚症状」です。

アレルギー症状(大分類)代表的な症状
皮膚症状蕁麻疹、痒み、赤み、湿疹
粘膜症状鼻水、鼻詰まり、くしゃみ
呼吸器症状咳、ゼーゼーしている、呼吸困難
消化器症状嘔吐、下痢、腹痛
神経症状頭痛、意識障害
循環器症状血圧低下、不整脈
参照:国立成育医療研究センター「子どもの病気|食物アレルギー」

さらに、食べてから15分以内、遅くとも2時間以内と短時間で症状が出るケースが多いですが、ごく稀に半日〜2日後に症状が出る場合もあります。そのため、卵白を初めて与える際は、「赤ちゃんの様子をしっかりチェック」することが重要です。

アレルギー症状が出たときの対応方法

アレルギー症状がでた際は、慌てず冷静に対応することが大切です。まずは、赤ちゃんの口や手、顔を清潔にしアレルゲンが含まれる食べ物を取り除きましょう。

次に、かかりつけの小児科へ相談しましょう。できれば、アレルギーの専門医が在籍している病院が望ましいです。

また、正しい診断を受けられるよう、アレルギー症状が出た時の様子を詳しく伝える必要があります。そのため、以下の情報をメモしておくと安心です。

  • 症状が出た時期(いつから?)
  • 症状が出たきっかけ(何をどのくらい食べたか など)
  • 具体的な症状(じんましん・かゆみ・咳・下痢 など)
  • その後の症状の経過(改善された・一度改善されたが再発した・改善されない など)
  • 症状がわかる写真
  • これまでにかかった病気・病院、服薬中の薬の名前
  • 家族のアレルギーの有無
  • ペットや喫煙者などの家庭環境

ただし、アレルギー症状は軽度〜重度までさまざま。とくに、血圧低下や意識障害などが起こるアナフィラキシーショックは緊急性が高く命にも関わるため、すぐに救急車を呼びましょう。

少量から始めるテスト給食のやり方

離乳食用の卵白は、熱湯で20分以上茹で、黄身と白身を分けて細かく刻んだものを与えます。与える分量は耳かき1杯程度から始め、問題がなければ2杯と少しずつ量を増やしましょう。

また、卵白は卵黄に慣れてから与えるのが基本です。赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合に応じて、卵の調理方法を変えましょう。

医師に相談するタイミング

「食物アレルギーかも?」と思ったら、自己判断せずに医師に相談した方が安心です。ただ、夜間や休日で診療時間外だと、すぐに受診するのはなかなか難しいものですよね。

アレルギー症状は自宅で経過を見る軽度のものもあれば、すぐに救急車を呼ばなければならない重篤な症状もあります。そのため、受診するタイミングは、赤ちゃんの様子を見て判断することが重要です。

受診を急がなくても良いケース

  • 口や顔の周りが赤くなっていたが、1時間ほどで症状が改善された
  • 赤ちゃんが元気であやすとよく笑う

救急外来に受診相談した方が良いケース

  • 蕁麻疹など皮膚の症状が現れ、痒そうにしている

緊急で受診・救急車を呼ぶべきケース

  • 赤ちゃんがぐったりしている
  • 咳が止まらない・苦しそう
  • ゼーゼーしている
  • 顔色が悪い・唇が紫色
  • 激しい下痢・嘔吐が続く など

これらは、あくまで目安です。その他、様子がおかしい場合にはすぐに受診するようにしましょう。

参照:茨城県小児救急医療啓発サイト「こどもの救急手引き|経過観察」

まとめ:離乳食の卵白は冷凍保存を上手く活用しよう!

離乳食の卵白はそのまま冷凍すると、ゴムのように固くなってしまいます。裏ごしして、食感が残らないように工夫すれば、離乳食にも活用できます。

また、解凍する際は水分が蒸発しないように、水を少量加えて加熱するのがおすすめです。電子レンジを使う際は、ラップをふんわりかけてから解凍しましょう。

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