ホタテの貝殻は再利用できる!効果や使い道を紹介
私たちの日常の中で「オーガニック」や「無添加」の食材が目につくようになってきています。
そういった食材を生み出すためには、家畜用の飼料の質が非常に重要になっているのです。
今回は、飼料の質に重要な役割をもたらしている「ホタテ貝殻」についてご紹介します!
ホタテ貝殻は廃棄量が多すぎることで社会問題にも発展しています。しかし、最近では、身近な便利商品に使われていたり、家畜や植物にも大事な要素になっているのです。
それでは、詳細をみていきましょう!
ホタテ貝殻は多分野で再利用される
ホタテ貝は年間約52万トン(東京ドームの半分の量)が産出され、約半分の21~25万トンの貝殻が廃棄されていると言われています。
(参考:エムエス・ラボ)
行き道をなくしたホタテの貝殻は、埋められて処理されていましたが、貝殻が、地下を汚染してしまうことがわかり、ホタテの貝殻のリサイクル事業がはじまったのです。
大量のホタテの貝殻を有効活用出来る方法を研究してきた結果、人体に有害な物質を除去する力があることが発覚し、セラミックスをはじめ、高性能で多機能な製品などに再利用できる資源として発展してきました。
廃棄物として大量に処理されてきたホタテの貝殻は、現在では様々な方法で再利用されているので紹介します。
飼料
ホタテの貝殻は、養鶏場の鶏のエサとして与えることもあります。有用なカルシウム補給でき、割れにくい卵を生産することができます。
肥料
ホタテ貝殻の成分であるカルシウムには植物など作物が育ちやすくなるよう、土壌を改良する機能があります。また、ホタテ貝殻由来の炭酸カルシウムは雨の日にほとんど溶けて、固まるなどがないので作物にも影響を及ぼさない特長もあります。
洗剤
洗剤には石油系界面活性剤を使用した商品が多数あります。それに対して、ホタテ貝殻を使用した洗剤は、界面活性剤を使用していない環境にも健康にも優しい洗剤です。また、ホタテ貝殻の成分はタンパク質を分解する働きがあるので、洗浄力も高いのです。
環境に優しい上に洗浄力もあるのは一石二鳥ですね。
歯磨き粉
ホタテの貝殻を活用したリサイクル事業を行う「ホクエイ」では北大の名誉教授と共同開発で歯磨き粉を開発しました。
その名も「シェルピカ」。口臭や歯槽膿漏の予防効果が期待できます。歯と同じ成分の「アパタイト」を使用しているので歯が研磨されることも防ぎます。
(参考:Gyoppy!)
ホタテ貝殻の成分・効果
ホタテ貝殻は99%炭酸カルシウムで、残りの1%が有機質でできています。炭酸カルシウムは細かく粉砕し、熱を加えると驚くほどの抗菌性を発揮します。
例えば、MRSAは5分で96%が死滅し、15分で0%に近くなります。その他にサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、虫歯菌、歯周病菌などにも有効です。
このように、人間にも動物にも有害な物質を多く排除できる万能な抗菌作用を持ち合わせています。
さらに、ホタテの貝殻を高温で焼くと、「焼成カルシウム」になります。
これは、水に溶かすことにより優れた除菌・抗菌・消臭効果等を発揮するので、食品添加物や健 康食品添加剤にも使用され、天然素材 100%で環境に優しく、安全なのもになっているのです。
まとめ
ホタテ貝殻についてご紹介してきましたが、抗菌作用が高く、家畜や人の健康を守っている重要な役割を果たしていることがわかりますね。
旭川市近く比布町の大熊養鶏場では、ニワトリの餌としてホタテ貝殻を使用しています。
化学物質や毒素になるような物は一切排除し、動物本来の身体に宿る、自然の高い栄養素を最大限に引き出す事で、質の高い卵を生み出しています。
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