人や環境に優しい!EM菌ってなに?EMぼかしのエサでニワトリの健康向上!
オーガニックや無添加な食品が世の中に多く生産されている現在。
私たちが普段口にしている畜産が食べている餌の飼料には、動物の健康や肉質・卵の質を高めるためのものが多く含まれています。
主に家畜のエサとして使われている材料をシリーズものとして、紹介していきたいと思います。
その中で家畜のエサとして使われる「EMぼかし(通称:EM菌)」。
実は、EMというものは飼育環境の改善、おいしい食品づくりに大きな役割を果たしているんです。
しかし、EM菌・EMぼかしがどのように飼料として動物に影響するかはあまり知られていないですよね。
今回は、EM菌とその効果について解説していきます。
エサにすることで家畜のストレスの軽減?EM菌とは?
EM(通称:EM菌)とは、有用微生物群のことです。
Effective(有用な)Microorganisms(微生物たち)という英語の頭文字をとって「EM」と呼んでいます。
有用微生物群とは、乳酸菌、酵母、光合成細菌など、自然界にいる人や環境に優しい微生物の集合体のことです。
これらの微生物は自然界に広く存在しており、ほとんどの菌種が食品加工などに利用されているため、人畜無害とされています。
ちなみに、「EM菌」という菌は存在せず、EM中の微生物の集合体の総称として呼ばれています。
EMは、糞尿の悪臭問題を抱えた畜産業でも、悪臭抑制に大きな効果をあげることが確認され、急速に普及が進んできました。
悪臭抑制だけでなく、家畜の病気やストレスの軽減、乳質・肉質・卵質の向上、ハエの発生軽減など、さまざまな効果が確認されています。
家畜のエサとして活躍!EMぼかしとは?
EMぼかしとは、米ヌカやフスマなど有機物をEM発酵させた飼料のことです。
米ヌカ、フスマを材料にすることが基本となっていますが、トウモロコシやマイロ、麦、ふすま、粕類など、種々の原料を配合・加工した「配合飼料」を材料に用いることもできます。
養豚場、牛舎、養鶏場、馬のブリーディング、羊の放牧などさまざまな場面で活用されています。
家畜の体調を整える!EMぼかしをエサにするとどんな効果があるの?
EM菌・EMぼかしについて解説してきましたが、実際には家畜にとってどのような効果が期待できるのでしょうか?
以下が主な効果です。
・家畜の病気予防
・家畜のワクチンや抗生物質などの投薬量の減少
・家畜のストレス軽減
・乳質・肉質・卵質の向上
・悪臭の改善
EMぼかしをエサに利用した場合、家畜の腸内細菌のバランスを整え、家畜の体調を良好に保つことができます。
家畜の体調が良いと、病気にかかるリスクが減るので、抗生剤や消毒液などの化学物質の投薬量を減らすことができます。
その結果、生産者・消費者のみなさまにとっても、安心した製品をつくることが可能になります。
家畜の病気が減れば、家畜がストレスを感じることも減るので、乳質・肉質・卵質の向上が見込めるんです!
大熊養鶏場ではEMぼかしを採用しています!
EM菌を飼料にしたEMぼかしは私たちが毎日口にするものの健康に大きく影響していたんですね。
旭川市近く比布町の大熊養鶏場では、ニワトリの餌としてEMぼかしを使用しています。
化学物質や毒素になるような物は一切排除し、動物本来の身体に宿る、自然の高い栄養素を最大限に引き出す事で、質の高い卵を生み出しています。
健康な卵は健康なニワトリから!そんな元気な鶏たちから産まれた卵は、プリッとしていてクセがなく、
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