卵の値上がりはなぜ続く?原因は鳥インフルエンザだけではなかった?!

近年、卵の価格上昇が続いており、2025年も高値が続くのではないかと不安に感じている方も多いでしょう。

卵の価格は、2022年の年末から2023年にかけて急上昇し、東京市場におけるLL玉の基準値は1キログラムあたり350円に達しました。

その後、2024年には一時的に210円まで下落したものの、2025年に入ってからは再び上昇傾向となり、6月時点では320円と高止まりが続いています。

身近な食品である卵が、なぜここまで値上がりしているのか、その理由が気になる方も多いはずです。

そこで本記事では、北海道比布町で「かっぱの健卵」を生産している大熊養鶏場が、卵の値上がりの背景について詳しく解説します。今後の価格動向が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

参照:JA全農たまご株式会社|相場情報

卵が値上がりの原因

卵の値上がりが続いている背景には、餌代の高騰や鳥インフルエンザの流行など、さまざまな要因が絡んでいます。

特に、日本では鶏の餌を海外からの輸入に依存しているため、国際情勢の影響を受けやすい状況です。ウクライナ情勢や円安の進行は、餌代の上昇につながります。さらに、養鶏場の設備にかかる電気代や燃料代も近年の原油高の影響により生産コストを押し上げています。

以下では、こうした価格高騰の要因について、詳しく解説します。

戦争による輸入餌代の物価高

卵の価格上昇の原因としてあげられるのが、輸入餌代の高騰です。日本の養鶏場の多くでは、鶏の餌に使われるトウモロコシや大豆粕などをアメリカ、ウクライナ、ブラジルなどの国から輸入しています。

2022年からのウクライナ情勢の影響で、飼料の原料価格が上がりました。さらに、戦争による原油価格の上昇、円安の影響も加わり輸送コストが増加。こうした要因から鶏の餌代が急激に高くなり、その影響が卵の価格にも反映されています。

鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザの発生も、卵の価格高騰の原因のひとつです。2022〜2023年には、鶏やうずら、あひるなどの家きん飼養農場において、26道県で84件の発生が確認され、約1,771万羽が殺処分されました。これは過去最大規模となっています。

この影響で鶏の数が大きく減少し、卵の供給不足から価格が上昇しました。さらに2025年に入ってからも鳥インフルエンザの発生が急増しており、すでに5県で計500万羽が殺処分されるなど、2023年を上回るペースで拡大しています。

参照:農林水産省|過去最大規模の高病原性鳥インフルエンザの発生(2022年~2023年シーズンにおける高病原性鳥インフルエンザの発生に係る疫学調査報告書より)NHK|鳥インフルエンザ 1月では過去最多ペース 処分対象は約500万羽

猛暑の影響

近年続く猛暑の影響も、卵の価格高騰の一因となっています。鶏は暑さに弱く、連日の高温により餌を十分に食べなくなり、規格外のサイズや殻の薄い卵が増えたり、産卵数が減少したりするなどの影響が出ています。

さらに、鶏舎の冷却には多くの電力や燃料を必要としますが、近年の電気代や燃料費の高騰により、十分な対策を講じるのが難しい状況です。こうした背景から卵の生産量が減少し、供給不足によって価格の上昇が続いています。

イベントシーズンの影響

イベントシーズンによる需要の増加も、卵の値上がりの原因のひとつです。秋の月見フェアやクリスマスシーズンのケーキ作り、年末年始のおせち料理や年越しそばなど、卵を使う場面が増えるため、飲食チェーンや家庭での需要が高まります。

これらの時期は、卵の供給が追いつかず、卵不足による価格高騰が多く見られます。さらに、イースターやひな祭りなど、年間を通して卵の需要が高まるイベントは多いです。このような卵を使うイベントも、卵の価格変動の原因につながっています。

卵はかつて物価の優等生と呼ばれていた

卵は他の食材に比べると60年前からほとんど値段が変わらない食材であり、これまで「物価の優等生」と呼ばれていました。その背景には、鶏の品種改良や飼育方法の効率化、流通までの合理化など、あらゆる段階で生産者が努力してきた結果があるのです。

しかし、近年では鶏の飼料価格の高騰や鳥インフルエンザによる影響、円安や原油価格の高騰などが重なり、その結果、卵の価格が大きく変動するようになりました。

卵の値上がりはいつまで続くの?

卵の価格は通常の水準に戻るよりも、このまま高止まりする可能性が高いと考えられます。世界情勢をふまえると、飼料価格や輸送コストが元の水準に戻る可能性は低いでしょう。

また、鳥インフルエンザの影響で多くの鶏が殺処分されており、新たな鶏が育って産卵できるようになるまでには、半年から1年程度かかるとされています。

卵の価格高騰は、当面続くと予想されます。そのため、まとめ買いや使用量の調整など、家計の負担を軽減する工夫が必要です。

まとめ

本記事では、卵の値上がりの原因について解説しました。

ウクライナ情勢や原油価格の高騰などの影響で、卵の価格は現在も高い水準が続いています。今後もしばらくは高止まりが続くと予想されるため、家計の負担を軽減しつつ卵を食卓に取り入れるためには、さまざまな工夫が必要です。

そこでおすすめしたいのが、大熊養鶏場の「かっぱの健卵」。

大熊養鶏場では、輸入飼料に頼らず、化学物質や毒素となるものを一切排除した自家配合の餌にこだわっています。

さらに、鶏はケージ飼いで管理しているほか、餌やり、フンの処理、卵の回収もベルトコンベアで行い、常に清潔な環境を維持しています。

そのため、卵の値上がりが続く中でも、手が届きやすい価格帯と安心・安全な品質を両立しています。

また、価格高騰の影響を受けにくい卵のサブスクリプションサービスも用意されており、毎月決まった金額で新鮮な卵が届くため、家計管理もしやすく安心です。ぜひこの機会に「かっぱの健卵」をお試しください。

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