卵の黄身の色は「餌」で変わる!本当に美味しい卵の選び方を北海道の養鶏場が解説
皆さんはどうして卵の黄身の色が、白っぽいものからオレンジ色のものまで様々にあるのかをご存じでしょうか?
それは、鶏達が食べている「餌」の中にヒントが隠されています。
今回は北海道で養鶏場を営む大熊養鶏場が、その答えをズバリお答えしたいと思います!記事の最後には、美味しい卵の選び方もご紹介しています。ぜひ、最後までご覧ください。
卵の黄身の色が違う理由…それは餌に含まれる色素!
卵の黄身の色が違う理由、それは鶏達が食べている「餌に含まれる色素」に影響されるからです。
餌の素材に含まれている色素に違いがありますし、通常数種類の素材を混ぜて作られる餌は配合によっても違いが生じます。
例えば一般的な鶏の餌には、トウモロコシが使用されています。そのトウモロコシを鶏が食べることによって、その色素(カロテノイド)が卵に移行し、黄色い黄身の卵となります。
特に日本では生で卵を食べる習慣があるので、割った時に黄身の色が濃い方が美味しそうに見え好まれています。そのため、トウモロコシより色素成分が多く、マリーゴールドやパプリカを加えることで色を際立たせている様です。
色によって食べている餌の種類は以下の様な素材となります。
白系 | 米、玄米 |
---|---|
黄色系 | トウモロコシ、緑餌 |
オレンジ系 | マリーゴールド、パプリカ、ファフィア酵母 |
卵の黄身の色は栄養価に直接関係は無い
前述した様に、卵の黄身の色は餌に含まれる色素によって違いが生じるため、栄養価には直接関係していません。
卵の栄養価は、「餌」によって違いが生じます。
基本的にどの様な卵でも、タンパク質・脂質・リン・カルシウム・亜鉛・鉄などのミネラル・ビタミン(A・B1・B2・D・E)などを含んでいます。
それらの栄養価を高めるために各養鶏場が試行錯誤しているのは、トウモロコシなどのメインの餌にプラスして取り入れる餌と配合のバランスです。
例えば、カルシウムを強化する魚粉を混ぜたり、ミネラル(ヨウ素)を強化させるために昆布などの海藻を混ぜることで栄養価を高めています。
卵の黄身の色は味にも直接関係は無い
卵の栄養価と同様に卵の黄身の色は、味にも直接関係していません。
卵の味もやはり、「餌」によって違いが生じます。
高級卵やブランド卵の味が美味しいと言われている理由は、与える餌や育てる環境、衛生面に気を遣っているからです。
ちなみに、卵の殻の色も栄養価や味には関係していません。
卵の殻の色は卵を産む鶏の種類で決まり、白色レグホーンなどの鶏種は白色の卵、ロードアイランドレッド、ボリスブラウンなどの鶏種は赤い色の卵、白い卵と赤い卵を産む鶏を掛け合わせたソニアという鶏種は中間のピンク色の卵を産み落とします。
つまり、違う種類の鶏が同じ餌を食べても、卵の栄養価や味にはほとんど差がありません。これらのことから、1番に影響を与えているのは「餌」であると言えます。
本当に美味しい卵の選び方
今回ご紹介してきた内容を踏まえ、今まで黄身の色や殻の色で卵を選んでいたという方に向け、「本当に美味しいと思える卵の選び方」をご紹介していきたいと思います。
みなさんは本当に美味しいと思える卵は、どの様な卵だと思いますか?
一般的に美味しいと言われている卵とは、
- 卵独特の臭みが少ない卵
- 清潔感のある卵
- 健康な鶏が産んだ卵
- 黄身が素手で摘める新鮮な卵
この様な条件が当てはまるのではないでしょうか。
これらの条件を踏まえ本当に美味しいと思える卵の選び方を3つのポイントに絞ってご紹介します。
選び方のポイント①:鶏が食べている餌に注目して選ぶ
この記事でご紹介してきた様に、卵の黄身の色、栄養価、味は鶏に与えている「餌」によって違いが生じます。
また、よくある誤解として「平飼い卵・放し飼い卵=オーガニック卵」という認識をされてまっている方も多いのではないでしょうか。
ゲージで育てるのではなく、のびのびとニワトリを育てる環境は、決して悪いことではないのですが、オーガニック卵の本質ではありません。
このことから、今まで卵の黄身の色や殻の色で選んでいたという方は、購入しようと考えている卵がどの様な餌で育てられているのかを確認してみましょう。
大熊養鶏場では、卵独特の生臭さを感じにくい卵として知られている「かっぱの健卵」を生産しています。使用されている餌について、詳しく紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
選び方のポイント②:清潔感にこだわった飼育環境で育った卵を選ぶ
清潔感にこだわって育てられた食品は本当に美味しいと言えるものが多いはずです。
先程も少し触れましたが、平飼い卵・放し飼い卵の方が清潔感にもこだわっているというイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし、平飼い卵・放し飼い卵は鶏が地面を走り回るため鶏自体が汚れやすく、産み落とした卵の殻にも汚れが付きやすいという実態があります。
一方でケージ飼いの卵でも、ケージ飼いならではの徹底した清潔感や衛生管理にこだわった環境を整えている養鶏場も数多く存在しています。
これらのことから、「平飼い卵・放し飼い卵=最上のもの」とは一概には言えず、清潔感や衛生管理にこだわった養鶏場の卵を選ぶことをおすすめします。
大熊養鶏場では、お客様に「品質がしっかりと担保された卵を届けたい」その想いで私たちは高床式のケージ飼いを取り入れています。
確実な個体識別や健康管理にも取り組みやすく、フンベルトによって鶏の足元を常に清潔な状態を保つ衛生的な環境づくりに力を入れています。ケージ飼いだからこそ「品質の良い卵を手頃な値段で」販売することができます。
以下の記事では、大熊養鶏場のケージ飼いへのこだわりや取り組みを詳しくご紹介しています。
ケージ飼いへのこだわりや取り組みはこちら
選び方のポイント③:鶏の健康にこだわって育てられた卵を選ぶ
選び方のポイント①と②に付随する内容ですが、鶏の健康にこだわって育てられたかにも注目して選んでみましょう。
鶏も動物であるため、健康不良が発生してしまう可能性は0ではありません。どうしてもワクチン接種などの施策は必要でありますが、出来るだけ薬を使用した治療を行わないためにも、日々の健康管理が必要となります。
大熊養鶏場では、鶏の健康にこだわった無添加・無農薬の餌を与えています。健康管理には「EM菌」という鶏の衛生と健康を向上させる餌を取り入れています。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
併せて読みたい!
本当に美味しい卵として道内の飲食店にも選ばれている大熊養鶏場の「かっぱの健康卵」
ご紹介してきた様に、大熊養鶏場の「かっぱの健卵」は、餌・清潔感や衛生管理・鶏達の健康にこだわって育てられたオーガニックの卵です。
そんなかっぱの健卵は、卵独特の生臭さの少なさや品質の高さによって、お料理からスイーツまで、北海道内の数多くの飲食店でも選ばれています。
かっぱの健卵を味わえる飲食店は、以下のリンクからご覧頂けます。
かっぱの健卵を味わえるお店はこちらからご覧頂けますまた、北海道内でかっぱの健卵をお買い求め頂けるお店は、以下のリンクからご覧頂けます。
かっぱの健卵が買えるお店まとめ
今回は、「卵の黄身の色の違いは餌によって生じるものである」という内容をご紹介いたしました。
今まで卵の黄身の色や殻の色で卵を選んでいたという方は、本当に美味しい卵の選び方でご紹介したポイントをぜひ参考にして選ぶようにしてみて下さいね。
北海道旭川市にある大熊養鶏場は、餌・清潔感や衛生管理・鶏達の健康にこだわり「かっぱの健卵」を生産しています。
北海道内の方だけでなく、全国各地の方々に大熊養鶏場が自信を持っておすすめするかっぱの健卵をお手に取っていただける様、これからも皆様の生活に役立つ情報を発信致します。
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