納豆卵かけご飯は危険じゃない!安心して食べられるメリットを解説します
納豆卵かけご飯は、手軽に作れて美味しい日本の定番料理ですが、「食べ合わせが悪い」という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
その理由は、生の卵白に含まれるアビジンという成分が、納豆に含まれるビオチンというビタミンの吸収を妨げるためです。ビオチンは皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素なので、不足すると皮膚炎などを引き起こす可能性があります。
しかし、だからといって納豆卵かけご飯を食べて体に害が出るわけではありません。ビオチンは他の食品にも含まれているため、よほど偏った食生活でない限り、通常の食事でビオチンが不足することは考えにくいでしょう。
そこで今回は、北海道比布町で「かっぱの健卵」というブランド卵を製造する大熊養鶏場が、納豆卵かけご飯が危険と言われる理由から、安心して食べられるメリットについて解説します。
納豆卵かけご飯が危険と言われる理由
納豆卵かけご飯は、卵白に含まれる「アビジン」という成分が、納豆に含まれる「ビオチン」というビタミンの吸収を妨げるため、「食べ合わせが悪い」と言われることがあります。
ビオチンは皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素ですが、通常の食事で不足することはほとんどありません。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18歳以上の男女におけるビオチンの推奨量は1日あたり50μgとされています。
一方、納豆1パック(50g)には約8.8μg、卵1個には約25μgのビオチンが含まれています。
つまり、卵白のアビジンの影響で納豆のビオチンが吸収されなかったとしても、卵由来のビオチンだけで1日に必要な量の半分以上を摂取できることになります。
そのため、よほど偏った食生活でない限り、納豆卵かけご飯を食べたからといってビオチンが不足し、健康に害が出ることは考えにくいでしょう。
もし気になる場合は、卵黄だけを納豆ご飯にのせるという方法もあります。卵黄にはアビジンが含まれていないため、納豆のビオチンの吸収を妨げる心配はありません。
納豆卵かけご飯を食べるメリット
納豆卵かけご飯は、手軽に作れて栄養満点という、忙しい現代人にとって嬉しいメリットがたくさんあります。
納豆卵かけご飯がおすすめな理由
パパッと手軽に作れる
納豆と卵、ご飯さえあれば、たった1分で完成する手軽さが魅力です。忙しい朝や時間がない時でも、サッと作れるので、食事を抜いてしまう心配もありません。
日本人好みの味で美味しい
納豆の独特の風味と、卵のまろやかさ、醤油のコクが絶妙にマッチし、日本人の舌を魅了する美味しさです。シンプルながらも奥深い味わいは、何度食べても飽きることがありません。
食後の腹持ちが良い
納豆と卵には良質なタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は消化吸収に時間がかかるため、腹持ちが良く、昼食まで空腹を感じにくいというメリットがあります。また、納豆の食物繊維も、満腹感を長続きさせるのに役立ちます。
納豆と卵の効果で栄養満点
また、納豆と卵には、体に良い栄養素がそれぞれに豊富に含まれています。
納豆
納豆菌が作り出すビタミンK2は、骨の健康維持に欠かせない栄養素です。また、腸内環境を整える食物繊維や、貧血予防に役立つ鉄分も豊富に含まれています。
卵
必須アミノ酸をバランス良く含む良質なタンパク質源です。さらに、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群など、様々なビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
これらの栄養素を一度に摂れる納豆卵かけご飯は、まさに栄養バランスの取れた理想的な食事と言えるでしょう。
手軽で朝ごはんにもとっておきのメニュー
納豆卵かけご飯は、忙しい朝でも手軽に作れて、しっかりと栄養補給できる、まさに朝ごはんにもぴったりのメニューです。
さらに、卵黄だけを使う、ネギや海苔などの薬味を加える、醤油の代わりにめんつゆやポン酢を使うなど、アレンジ次第で味のバリエーションも広がります。
ぜひ、自分好みの納豆卵かけご飯を見つけて、毎日の食卓に取り入れてみてください。
納豆卵かけご飯をさらに美味しく食べるアレンジレシピ
卵かけご飯に納豆を加えるだけでも、十分おいしいですが、ほかにもいろいろな素材や調味料をちょい足しすることでまた違う味を楽しむことができます。ここでは、納豆を使った卵かけご飯のアレンジレシピをご紹介します。
納豆アレンジの定番のキムチを投入「納豆キムチ卵かけご飯」
卵かけご飯に、納豆アレンジの定番ともいえるキムチを投入した「納豆キムチ卵かけご飯」も、おいしいと評判の一品です。
<材料>
- ご飯(一人分)
- 卵(一個)
- 納豆(一パック)
- 付属のたれ(適量)
- キムチ(適量)
<作り方>
- 納豆についている付属のたれを入れ、納豆を先に混ぜておく
- お茶碗にご飯を入れ、卵を割り入れる
- 卵かけご飯の上に、事前に混ぜておいた納豆を乗せる
- お好みでキムチを乗せれば完成
基本的に混ぜるだけで済むので、調理時間は5分もかからないでしょう。腸内環境を整える効果を期待できるので、健康面にもよい効果を与えてくれますよ。
混ぜるだけの簡単調理!「なめ茸納豆卵かけご飯」
すべて混ぜるだけで簡単に調理が済んでしまう「なめ茸納豆卵かけご飯」。忙しくて調理に手間をかける時間がないときにも簡単に作れる一品です。
<材料>
- ご飯(一人分)
- 卵(一個)
- 納豆(一パック)
- 付属のたれ(適量)
- なめ茸(適量)
- めんつゆ(適量)
<作り方>
- 納豆についている付属のたれを入れ、納豆を先に混ぜておく
- お茶碗にご飯を入れ、卵を割り入れる
- 卵かけご飯の上に、事前に混ぜておいた納豆を乗せる
- お好みでなめ茸とめんつゆをかければ完成
こちらも混ぜるだけで済むので、調理時間は5分もかからないで作ることができます。なめ茸の粘りと卵の白身がからむことにより、ふわふわの卵かけご飯を楽しめますよ。
以下の記事では、このほかにも納豆を使った卵かけご飯アレンジレシピをご紹介しています。
卵かけご飯で食べて欲しい「かっぱの健卵」
卵かけご飯を食べるなら、健康のためにも新鮮で安心安全な卵を選びたいですよね。
そこでおすすめなのが、「かっぱの健卵」。
大熊養鶏場で製造している卵「かっぱの健卵」は鶏の餌からこだわった美味しい卵です。
鶏の餌には科学物質や毒素になるようなものは一切排除しているため、生臭くなく苦手な方でも食べやすい卵となっています。
また、一般的な卵には含まれていないアスタキサンチンが豊富で美容にも効果的ですよ。
そんな「かっぱの健卵」とほかの卵との違いが明確にわかるおすすめの食べ方は、シンプルな生卵かけご飯。
一度食べたら、その味わい、白身の食感の違いにきっと驚くはず。ぜひこの機会に「かっぱの健卵」をお召し上がりください。
かっぱの健卵の3つのこだわりまとめ
納豆卵かけご飯は、卵白に含まれるアビジンが納豆のビオチン吸収を阻害する可能性があることから、「食べ合わせが悪い」と言われることがあります。
しかし、通常の食生活でビオチンが不足することは考えにくく、納豆卵かけご飯を食べたからといって健康に害が出るわけではありません。
むしろ、納豆と卵の両方の栄養を一度に摂れる、手軽で美味しい理想的な食事と言えます。
忙しい朝でもサッと作れて、栄養満点の納豆卵かけご飯を、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。